プラチナチケットを手にした300名を招いて、香取慎吾の新著『SD 慎語事典』の出版記念トークイベントが10月10日、都内のホールで行われた。あまりにも超高倍率の抽選だったので、その内容を知ることができたのはほんの一握りのかただけ。ぜひ、当日の様子を知りたいという声が多数寄せられているので、ここにお伝えします。
「起立、気をつけ、礼!」の挨拶で始まった“講義”。
「皆さん、本は熟読してくれましたか? さあ、どこから話そうかな…ちなみにこれはぼくの携帯なんですけど、今どうして取り出したのか。ぼくはいろんなことを携帯のメモに書いてあるんですね。で、ここに話すことを書いてきました。
そう、まず今日来ている白衣ですね。これはぼくの私服です。何十年も前のビンテージ。特にどこのブランドっていうわけじゃないですけど、工場で作業する人とかが着ていたもので。ほら、前のほうの人はわかるでしょ。いろんなしみとかついて汚れてるんだけど、ここまでの状態で残っているものは珍しいみたいですね。だから購入させていただきました。草彅的な服です(笑い)」
かなりの早口でしゃべり続ける香取。それには理由が。
「ぼくの中では、この講義をノープランで3時間くらいはしゃべり続けられます。そのくらいの気持ちではいるんですけど、この後、テレビの収録が迫ってますので、あまりオーバーできないんです。だから最初からなかなかの早口で頑張っています」
本を手に取り、こだわったポイントなど解説していく。驚いたのは、デザインレイアウトのサンプルや表紙の素材、何度にもわたる原稿チェックの校正紙など、本ができるまでに確認してきた材料を香取が保管していたということ。それを会場にわざわざ持ってきて皆に見せて説明してくれた。
「最初、帯の色は赤にしようかと思ったんですけど、考えていって思いついたのがSMAPのメンバーカラー。ぼくは緑なので、濃い緑とかいろんな緑の中から、より明るく映えるのはこれかなって選びました。
あと、本屋さんで自分の本が並んでるところを見たいと思って。今のところまだ3回しか行けてないですね。この間、渋谷の本屋さんに行って、どこにあるかなって探そうとしたら一番手前にすぐあったから、すっごくうれしかったです(笑い)」
予定の時間はあっという間にたってしまったが、香取から思いがけないサプライズが。