クリスマスに忘年会、年賀状、おせち、お年玉、年始回りの手土産など、イベントだらけで出費がかさむ年末年始。ただでさえ家計は真っ赤なのに、どうしよう…そんなことを思っている主婦も多いはず。女性セブンが全国30~69才の主婦250人にアンケート調査を行ったところ、年末年始の特別出費の平均額は4万8220円。これに対し、節約アドバイザーの丸山晴美さんは言う。
「特別出費は、普段の家計から異例に出ていくお金なので、別途年末年始用にお金を準備していない場合は、月給の1割程度に抑えたいもの。でないと赤字になるか、貯金を崩すことに。“節約3か条(下記)”を守って、抑えたいですね」(「」内、以下同)
【師走を乗り切る“節約3か条”】
◆メリハリをつける
贈り物はケチらない。家で食べるもので、余りそうなものは、安いものにしておく。
◆セールには行かない
雰囲気に流され余計なものまで買うことに。ネット通販などで必要なものだけ買って。
◆買いすぎない
年末年始に開いている店も多いので、不足した時点で買い足し、最初に買いすぎない。
具体的にはどうすべきか。例えば、主婦がもっとも安く済ませたい“年賀状”。これは、相手によってメリハリをつけるのがポイント。
「送るか悩む相手には、『楽天グリーティング』など、無料で送れる年賀状メールの活用を」
あれやこれやと、つい財布のひもがゆるむのは、デパートなどの浮足立った雰囲気に流されてしまうから。
「いっそネットスーパーや通販で必要なものだけ買い、お店に近づかなければ、ムダな出費を防げます」
それだけではない。店に近づかない理由はもうひとつ。歳末セールより年明けセールのほうが価格は安くなるのだ。
「小売店は2月決算が多いので、値引き交渉にも応じてくれやすい。年末は我慢を」
食材を食べきれずに廃棄というムダもやりがちだが…。
「今はデパートやスーパーも2日から営業していますし、コンビニは24時間あいている。買いだめの必要はありません。牛乳やパン、米、卵など“白いもの”は値段が上がらないので、必要な分だけ買えばいい」
さらに、お歳暮やおせち、ケーキは“早割”で安く買える。“早割”とは、早めに購入すると割引が受けられるということだが、各スーパー・デパートは以下のような“早割“を実施している。