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植松晃士氏 ガウチョは「長い脚に小さな顔」じゃないとムリ

 ファッションプロデューサーの植松晃士さんが、世の中のオバサマ方に、美しく健康に生きるためにアドバイスを伝授。今回は、“人間関係の見直し”についてのお話です。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう! 12月に入ると、誰しも一年を振り返ってみたくなるものです。 かく言う私も、「今年は何ということもない年だったわ」とは思ったものの、すぐに「何事もなく、つつがなく一年を過ごせたことに感謝」と手を合わせました。

 私は毎年、初詣で神様に山ほどのお願いごとをするのですが、そのほとんどは身近な人たちの健康など、ごくささやかなことばかりです。

 ですからこれまで、ほぼすべてのお願いを神様は叶えてくださいました。

 これを「かわりばえがしない」と思うか、「今年も感謝申し上げます」と思って一年を締めくくれるかで、新たな年を迎える心構えが違ってくるような気がします。

 年が押し迫ると、「来年の目標は?」と聞かれることがありますが、これも毎年、「健やかに、日々穏やかな気持ちで過ごせますように」と答えています。これさえ叶えば、仕事の結果などは自ずとついてくると思うからです。

 そして年末の恒例行事といえば、大掃除! お洋服や雑貨は、無理して断捨離する必要はないと思っていますが、そんな私もこの季節になると、人間関係の点検と見直しをします。

 皆さんも心当たりはありませんか? 会うたびに、人の噂話や昔話“しか”しない人。酷な言い方かもしれませんが、本当にそのかたと会って話す必要があるのかしら?と、自分自身に問いかけるのです。

 仲のいい友達との時間のほとんどは「雑談」が占めていますが、噂話と昔話しかしない関係は後ろ向きで寂しいもの。

 50代、60代はまだまだ若いとはいえ、体力のカウントダウンを考えたら時間はたくさんあるようで、案外限られています。できれば明るい未来について語り合えるかたがたと、前向きな時間を過ごしたいですものね。

 この際、未来のない交友関係は思い切って整理して、新たな環境に一歩踏み出してみるのもいいのではないでしょうか。思い切った分、部屋の大掃除どころではない清々しさを味わえますよ。

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