今から5年前の2010年4月、秋篠宮家の長男・悠仁さま(9才)はお茶の水女子大の附属幼稚園に入園された。
「これは一つの大きな事件でした。戦前、“特別な事情がない限り皇族は学習院か女子学習院に通う”と法律で定められていたこともあって、暗黙のうちにこの慣例は続いてきました。それが、紀子さまの“できるだけ同世代の子供との触れあいを増やし、社会的な視野を広めさせたい”という思いから、附属幼稚園への入園となったのです」(秋篠宮家関係者)
その後附属小へと進学された悠仁さま。同時に、悠仁さまの進路の行方を気にかける声が聞こえるようになった。
「お茶の水女子大には附属幼稚園から大学まで揃っていますが、そのうち男女共学なのは中学校まで。男子生徒は必ず高校受験をして、別の学校に進学しなければならないのです。それは悠仁さまも例外ではありません。紀子さまは、動物好きの悠仁さまは、将来は東京大学の農学部に進学されたらいいのではないかというお考えもあったようですが、その前にやってくる高校受験が大きな懸案事項でした」(前出・秋篠宮家関係者)
そんな折にまず持ち上がったのが、お茶の水女子大附属高校の“共学化”だった。
「ところが、お茶の水はOG会の結束が固く、“日本初の女子高”として130年以上の歴史をもつ附属高の誇りと伝統を守るべきだ、という意見が噴出したのです。実は以前、お茶の水と東京大学との合併という議論がなされたことがあったんです。在校生は、東大の施設も利用でき、さらに“東大卒”というネームバリューも得られると前向きだったのですが、その時もOGからの猛烈な反発を受け、合併が実現することはありませんでした」(お茶の水関係者)
それでも、共学化については根強く議論が続けられたという。