月曜の朝、「昨日の佃にはスカッとさせられたね!」「相変わらず富山はムカつくよ」などと『下町ロケット』談義がサラリーマンの定番の話題となっている。いよいよ最終回(12月20日放送)を迎えるが、本誌はこれまでの登場人物たちの人気投票を開催。同番組の魅力に取りつかれた男性450人に一票を投じてもらった。その結果が以下の通りだ。
【1位】佃航平(阿部寛)226票
【2位】財前道生(吉川晃司)58票
【3位】殿村直弘(立川談春)44票
【4位】山崎光彦(安田顕)36票
【5位】神谷修一(恵俊彰)7票
【6位】和泉沙耶(真矢ミキ)3票
【6位】真野賢作(山崎育三郎)3票
【8位】横田信生(バカリズム)2票
上記の通り、圧倒的な大差で「センター」となったのは主人公・佃航平だ。
「『おっさんが夢見て何が悪い』というセリフに感動した」(52歳・銀行員)
「『すまん』、『ありがとう』、『お前たちのお陰だ』など部下思いの言葉を素直に出せるところ。『この人にならついていきたい』と思わせる」(40歳・出版社)
誰も社会人になったときに抱いた夢をおっさんになってからも堂々と語り、その熱い心で部下たちを引っ張っていく“泥臭さ”に多くの視聴者が惹かれている。
2位は帝国重工の宇宙航空部部長・財前道生(吉川晃司)だ。当初は帝国重工の方針にそぐわない佃製作所に対して冷たい態度を取る財前だったが、佃製作所の技術力の高さを知るにつれ、佃たちの良き理解者となっていった。
財前を支持する声で多かったのが、第4話で組織の意に反して佃たちのバルブの再テストを実施した決断力だった。
「『全責任は、私が取る』と言い切る強さが凄い。あんな上司が欲しいし、自分でも一度は言ってみたい」(51歳・不動産)
「白髪なのに格好いい」「スーツ姿がキリッとしている」といった容姿に憧れる男性も多かった。
3位は佃製作所の経理部部長・殿村直弘。演じる立川談春は『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)では悪役を演じて話題を呼んだ。当初は佃に反対するセリフが多かったため、「また悪者か?」と思われたが、いまや佃製作所にはなくてはならない存在となっている。
特に第4話でバルブの部品供給の話を潰そうと難癖をつける帝国重工の審査担当者に向けた一言が多くのファンの心を掴んだ。
「今回のテストは帝国重工がウチを評価するだけじゃない。ウチもまた帝国重工を評価しているんです」