2015年も『NEWSポストセブン』では数多くの記事を紹介し続けてきた。その中から編集部が、ネットで反響の大きかった記事を中心に、巷の重大ニュースとは、ひと味違う2015年の「重大ニュース」を厳選した。ここでは【国内】編ベスト10を紹介。トップ3の記事については、ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が解説する。(以下「」内は中川氏のコメント)
●2015年重大ニュース【国内】編1~3位
【1位】
■側溝で逮捕男「側溝への興味が先で性的願望は後」と母が告白(11月)
「側溝男(側溝マン)については、2年前にも同様の手口で逮捕されていました。その時、『女性と目が合った』ということで捕まり、今回は『側溝から髪の毛が出ていた』ということで捕まりました。どちらもなんともトホホな感じで、しかも側溝男は暴力をふるうとかはしておらず、ネット上では少なからず同情意見もあったものです。しかも、この記事でのお母さんのコメント……。
週刊ポストの記者に対し、『息子は小さいころから側溝や狭いところに入り込んで遊ぶのが好きで、中学生になっても続いていました。子供っぽいところが抜けきれていなかったみたいなのですが、それが年齢を重ねて性的な興味と結びついてしまって、こんなことをしてしまったみたいなんです』と真摯に答えた点については、お母さんに同情する意見も多数出ました」
【2位】
■ICU学内で「誰が佳子さまとセクメになったのか」の話題出る(5月)
「『釣りだ!』『何らかの悪意を感じる』といった批判を浴びたタイトルであり、記事内容ではありますが、実際にICUの関係者に取材をしたところ、『セクメ』というのが同大学においては一般的に使われている言葉であることは確認できました。一応、編集段階でひっかかった言葉ではあったのですが、事実であるので掲載しました。しかし、今年の佳子さま関連記事のアクセス数は凄まじいものがありました。一時期NEWSポストセブンの上位を独占するような事態になっていましたから」
【3位】
■栃木の小学校 ママ友2人がLINEいじめで連続自殺の壮絶(7月)
「新聞ではあまり大々的に取り上げられなかった話題です。しかし、2人のお母さんがいじめの影響もあって相次いで自殺するって大事件ですよ。さらには、ママ友達が、その後口裏合わせとも取れそうな会合をやっていたことも報じられたのでした。この件で戦慄が走ったのは、ネット上での『ウチの地元だったらあり得る…』といった書き込みが目についた点です」
●以下、4~10位