芸能

アイドル撮影会 2人でハートマークを作るお触り自衛策も

「撮影会はアイドルの醍醐味でもあります」(姫乃たま)

 テレビ番組で地下アイドルの特集が組まれるなど、2015年もアイドルへの関心は高い一年でした。握手会やチェキ撮影会など、メジャーもマイナーもアイドルとファンが直接触れ合うイベントは、ファンにとって楽しみな一方で危険と隣り合わせ。その危険との向き合い方や、ファンと2人でハートをつくる、いまや撮影時にお約束のポーズには、ある秘密が隠されていたと、地下アイドルでライターの姫乃たま氏がレポートします。

 *    * *
 メディアでは、過酷だ、悲惨だと騒がれている地下アイドルですが、今年もリアルな現場(アイドルのライブ/イベントを意味するアイドル用語)は、非常に和気あいあいとしていました。地下アイドルといえば、ライブ終演後の物販にて直接交流できるところが特徴ですが、距離が近い分、ファンの人が節度を守っているのもまた、隠れた特徴です。

 しかし、あまり現場に来たことのない人が、場の雰囲気が読めず、距離の近さに驚いて、何をしてもいいと勘違いしてしまうことも時々あります。

 今年、個人的に最もトラブルが多かったのが、チェキ撮影の時でした。地下アイドルの物販では、2ショットのポラロイドを「チェキ」と呼び、500~1000円くらいで撮影するのが定番になっています。よく知らない女の子と、お金払って撮影って……と思われるかもしれませんが、初めて撮影した人も、お札のようにポラロイドを掲げて、「お守りみたい……」と呟くから不思議です。ディープな世界なので、そう思える素質のある人しか辿り着かないというのもありますが……。

 話は脱線しましたが、とにかくライブを見た後に、近距離で2ショット撮影をするのは、それくらい楽しく、地下アイドルの醍醐味にもなっているのです。

 その代わりにトラブルが多いのもまた事実。先日、初めて会った50代男性とチェキ撮影をしていたら、彼が急に人差し指を立てて、私の襟元から中に入れようと試みてきたのです。地下アイドルファンは基本的に紳士なので、すっかり油断していた私は、鈍い反射神経でなんとか侵入前の人差し指を掴み、握手のなり損ないのような、妙なポーズのまま笑顔で撮影しました。

 私は事務所に所属しておらず、スタッフもいないのですが、撮影してくれていた常連のファンの方が、場の空気を悪くしないように優しく注意してくれたので事なきを得ました。人差し指の彼は、初めて現場に来たそうです。

 こういうことがあった時、未成年でもあるまいし、騒ぎ立てるのも恥ずかしいので、よっぽどのことがなければ事を荒立てず、たいていは笑顔で対応します。知人の地下アイドルの子も、猥雑なことを言われたら、もっと猥雑なことを言って、笑い飛ばしながら、異性として見られないようにすると、勇ましい対処法を話してくれました。過剰に言い返す彼女の対応も、先述の私の対応もそうですが、お触りのひどいお客様は事前に手を握って接客するなど、女性から過剰に接触していくのは、水商売でもよく行なわれる自衛の方法であると、後に聞きました。

トピックス

広末涼子容疑者(写真は2023年12月)と事故現場
《広末涼子が逮捕》「グシャグシャの黒いジープが…」トラック追突事故の目撃者が証言した「緊迫の事故現場」、事故直後の不審な動き“立ったり座ったりはみ出しそうになったり”
NEWSポストセブン
北極域研究船の命名・進水式に出席した愛子さま(時事通信フォト)
「本番前のリハーサルで斧を手にして“重いですね”」愛子さまご公務の入念な下準備と器用な手さばき
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者(2023年12月撮影)
【広末涼子容疑者が追突事故】「フワーッと交差点に入る」関係者が語った“危なっかしい運転”《15年前にも「追突」の事故歴》
NEWSポストセブン
広末涼子容疑者(時事通信フォト)と事故現場
「全車線に破片が…」広末涼子逮捕の裏で起きていた新東名の異様な光景「3kmが40分の大渋滞」【パニック状態で傷害の現行犯】
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《中山美穂さん死後4カ月》辻仁成が元妻の誕生日に投稿していた「38文字」の想い…最後の“ワイルド恋人”が今も背負う「彼女の名前」
NEWSポストセブン
広末涼子(時事通信フォト)
【広末涼子容疑者が逮捕、活動自粛発表】「とってもとっても大スキよ…」台湾フェスで歌声披露して喝采浴びたばかりなのに… 看護師女性に蹴り、傷害容疑
NEWSポストセブン
山口組分裂抗争が終結に向けて大きく動いた。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
「うっすら笑みを浮かべる司忍組長」山口組分裂抗争“終結宣言”の前に…六代目山口組が機関紙「創立110周年」をお祝いで大幅リニューアル「歴代組長をカラー写真に」「金ピカ装丁」の“狙い”
NEWSポストセブン
中居正広氏と報告書に記載のあったホテルの「間取り」
中居正広氏と「タレントU」が女性アナらと4人で過ごした“38万円スイートルーム”は「男女2人きりになりやすいチョイス」
NEWSポストセブン
Tarou「中学校行かない宣言」に関する親の思いとは(本人Xより)
《小学生ゲーム実況YouTuberの「中学校通わない宣言」》両親が明かす“子育ての方針”「配信やゲームで得られる失敗経験が重要」稼いだお金は「個人会社で運営」
NEWSポストセブン
約6年ぶりに開催された宮中晩餐会に参加された愛子さま(時事通信)
《ティアラ着用せず》愛子さま、初めての宮中晩餐会を海外一部メディアが「物足りない初舞台」と指摘した理由
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《妊娠中の真美子さんがスイートルーム室内で観戦》大谷翔平、特別な日に「奇跡のサヨナラHR」で感情爆発 妻のために用意していた「特別契約」の内容
NEWSポストセブン
沖縄・旭琉會の挨拶を受けた司忍組長
《雨に濡れた司忍組長》極秘外交に臨む六代目山口組 沖縄・旭琉會との会談で見せていた笑顔 分裂抗争は“風雲急を告げる”事態に
NEWSポストセブン