松本:頂点に立っていながら、自分たちの番組に出てくれるお客さんと真摯に向き合っているところです。どんな人が来ても、上に見ることも下に見ることもなく、フラットに接している。スタジオでゲストの多い番組だとそういうわけにもいきませんが、ダウンタウン唯一のゲストトーク番組である『ダウンタウンなう』では、ホスト役として相手のことを第一に考えています。
――ディレイ放送から『ハシゴ酒』、萩本欽一さんと『最後の晩餐』という新企画もありましたが、番組の形が変わっても「ここだけは変わらない」という『ダウンタウンなう』の柱はどういったところですか?
松本:『ダウンタウンなう』の「なう」は、ダウンタウンの今を切り取るという意味。ダウンタウンのしゃべっていることが「今」です。ちょっと後付けの所もありますが…綾小路きみまろさんがダウンタウンの二人が普通にしゃべっているのを見て、「漫才になっている」と驚いていたように、二人のトーク力とアドリブ力は芸人の中でもずば抜けています。制作の人間として、二人のトークの面白さが生きる企画をどんどん出していきたいですね。
◇『ダウンタウンなう』
ダウンタウンと坂上忍やヒロミが話題の有名人に切り込んでいく『本音でハシゴ酒』シリーズが人気のトーク番組。これまで清原和博、加護亜依、綾小路きみまろ、朝青龍など、多彩なゲストが出演し、他では話していないことを次々に話した。1月8日(金)夜7時からの新春2時間スペシャルではハシゴ酒メンバーに志村けんが加わり、「志村けんPresents本音でハシゴ酒」と題して、中田翔やローラ、市川猿之助をゲストに迎える。