18日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系列)冒頭の生放送で、SMAP解散は回避されたらしいとわかった。
メンバーが一人ずつ「これからもよろしくお願いします」と語り、最後に木村拓哉が「前を見て進みたいと思います」と締めくくった。最悪の事態は避けられたとはいえ、具体的な事情説明はされていない。何かをこらえているような彼らの表情を目の当たりにして、ファンの胸のつかえがおりたとは言えそうにない。
というのも、これまでもテレビ、新聞、雑誌などで連日、膨大な量の情報が流れたが、SMAPファンの多くはスポーツ新聞でも雑誌でもなく、メンバー本人、とくに中居正広と木村拓哉が直接、”自分の言葉”で話さないかぎり信じないと決めていた人が多いのだという。
「ファンにとっての『公式』は事務所からの発表でも、きれいな文章にまとめられた会見でもなくて、メンバーが自分の言葉で話した内容です。これまでも大きなことが起きるたび、中居くんと木村くんは自分のラジオ番組で誠実に話してくれました。だから、今回の解散報道が出てからラジオ番組は必ずチェック、ネットにあるラジオ番組のレポ(=レポート)も繰り返し読んでいます」(30代女性ファン)
アイドルがラジオ番組をもつことは珍しくないが、テレビ出演などで忙しくなると、フリートークをじっくりするような番組は終了することが多い。そんななか、SMAPはメンバーそれぞれが今でも週に一度30分間放送されるラジオ番組のパーソナリティを続けている。
解散騒動に直接触れたことでフリートーク内容が報道されたのは、全国ネットのFMで放送されている『木村拓哉のWhat’s UP SMAP!』(TOKYO FM系)。番組冒頭で「自分の口から話せる時期がきたら必ずこの番組で話します」「僕のこと、信じてください」と告げた。
いつもフリートークが多めで12月には「眠れないほどの辛いことがあった」と吐露してファンが心配していたのは『中居正広のSome girl’ SMAP』(ニッポン放送系)だ。この2番組での発言こそが、ファンにとっての事実上の「公式発表」ととらえられるのだという。
ほかにもラジオのレギュラー番組としては、草なぎ剛と香取慎吾が二人で進行するbay FMの『SMAP POWER SPLASH』と、1月14日の放送で稲垣吾郎がリスナーからの質問に答える形で『夜空のムコウ』をこれからもずっと歌っていきたいという願いを話した文化放送の『STOP THE SMAP』がある。
どの番組もradikoプレミアム非対応のため、ネット局以外の地域に住むファンは、普段から有志がネット上にアップデートする番組レポ(話した内容の文字起こし)で情報を共有している。