アジアの隣国であるというだけでなく、何かと比較されることが多い日本、中国、韓国。3国を客観的な数字で比較すると、何が見えてくるだろうか。医療や健康面で3国について集計してみた。
■肥満率
(1)日本 3.5%
(2)韓国 6.3%
(3)中国 7.3&
※WHO Global Database 2014
■痩せすぎ女性
(1)韓国 6.5%
(2)中国 8.5%
(3)日本 11%
※WHO Global Database 2014
昨今の健康の指標である肥満について見てみると、最も肥満(BMI 30以上)の人の割合が少ないのは日本。
一方、BMI18.5未満の女性を「痩せすぎ女性」とし、その割合を見てみると、最も多かったのは日本。BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で算出する。最も少なかったのは韓国という結果となった(一般には、食料事情等から貧困国ではやせ過ぎ女性が多いという傾向があることから、ここでは割合が低い韓国を1位としている)。日本は肥満が少なく健康志向が高く見える一方で、痩せすぎ女性が多いという皮肉な結果がでている。
■喫煙率(男性)
(1)日本 36.6%
(2)中国 49%
(3)韓国 51.7%
■喫煙率(女性)
(1)中国 2%
(2)韓国 4.4%
(3)日本 11.3%
※グローバルノート2012年
男性の喫煙率が最も低かったのは、ここ数年で急激に数字を下げている日本。最も高かったのは韓国となったが、この約52%という数字は日本の17年前と同水準である。
女性については、最も喫煙率が低かったのは中国。食事中の喫煙や歩きタバコなど、タバコにおおらかな印象がある中国だが、女性が吸うのは好ましくないようだ。
意外にも女性の喫煙率が最も高かったのは日本という結果に。なお女性については、日本はこの20年以上、大きな変化はなく10%前後で推移している。