1月18日、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に緊急生出演し、今後もグループとして活動を継続していく意向を示したSMAP。解散報道が出て以来、連日にわたりメディアを賑わしているが、当初は木村拓哉を除く、中居正広、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の4人は、ジャニーズ事務所から独立して活動するという可能性が大きく報じられていた。
ジャニーズ事務所から独立すると芸能界で“干される”という憶測も根強く見受けられ、そうした背景から4人も独立を諦めたのではないか、と見る向きもあるが、実際はどうなのだろうか。過去には、主演ドラマ『教師びんびん物語II』でフジテレビ月9ドラマ史上初の視聴率30%越えを果たした田原俊彦や、1988年に『パラダイス銀河』で日本レコード大賞を受賞し、同年のオリコン年間トップ3を独占した『光GENJI』で最も人気の高かった諸星和己などが独立後に、苦労したと伝えられている。
今回、仮に木村を除くSMAPの4人がジャニーズ事務所から独立していたとしたら、本当に芸能界で活動することはできなかったのだろうか。芸能記者は過去の例からこう分析する。
「田原俊彦の例を振り返ると、独立した1994年や1995年には連続ドラマの主演こそなかったものの、単発では主演もしています。1996年には主演映画もありました。1995年には『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のレギュラーにもなっている。また独立直後にデビュー15周年記念のベストアルバムを発売した頃には、『夜もヒッパレ一生けんめい。』(日本テレビ系)『ドリフ大爆笑』(フジテレビ系)など多くの有名番組に出演しています。
“干される”と簡単に一言で言われますが、中居ら4人が独立したからといって、テレビから全く消えるとは考えられないのではないでしょうか」
では、田原ら“先人たち”が芸能界で苦労したのは、何が原因だったのだろうか。
「田原の場合、マスコミのネガティブキャンペーンが大きかったですね。長女誕生会見では、『何事も隠密にやろうと思ったけど、僕くらいビッグになるとそうも行きませんね、ハイ』とギャグで話したのに、『ビッグ』という言葉尻だけを捉えられ、一気にバッシングが始まった。田原自身は、以前からよく冗談で『ビッグ』という言葉を使っていたにもかかわらず、です。このバッシングを契機に、一気に人気が落ち始めたと言えるでしょう。逆に言えば、バッシングがなければ、イメージも変わらないまま良かったはずです」
マスコミの影響力という意味では、たしかに今回のSMAPに関する報道を見ても、中居ら4人にマイナスな記事が目立っている。