日本中の注目の的となっているSMAPの解散報道。発端となったのは“育ての親”と言われる女性マネジャー・I氏(58才)のジャニーズ事務所からの独立問題だ。中居正広(43才)、稲垣吾郎(42才)、草なぎ剛(41才)、香取慎吾(38才)の4人が、I氏とともに独立する意向を示したのに対し、木村拓哉(43才)1人がジャニーズ事務所残留を表明。その結果、円満独立が果たせなかったというのだ。
タレントの上下関係やスタッフとの結束を重視し、「鉄の掟」で知られるジャニーズ事務所サイドからしてみればI氏や中居の行動は“反逆”に映った。SMAPと事務所の契約は基本1年契約で、9月に更新の予定だったが、「そんな画策をするなら契約更新を待たずにさっさと出て行って!」とジャニーズ事務所の副社長メリー喜多川氏(89才)も態度を決めたという。
“SMAPの解散もまったく構わない”という状況にI氏や中居は慌てた。事態を重く見た芸能界の重鎮が4人を事務所に戻すよう調停に動いたが、一度は独立の意思を固めた4人に対し、メリー氏はあまりにも虫がよすぎると“絶対に戻さない”と態度を硬化させた。
メリー氏の状況を知り、マスコミは「解散」を報じたが、I氏や中居らはすぐさまその翌日に「SMAPの解散はない」という記者会見を開こうとした。ちょうどその日が『SMAP×SMAP』の収録日だったこともあり、会見の情報がスポーツ紙や週刊誌を駆け巡った。
しかし、それも数時間後には「会見は開けない」と急転。それは、SMAPの活動を続けたいという4人の希望を、メリー氏が受け入れなかったからだったと噂された。
「その時点では解散は不可避と見られていて、万が一可能性があるとすれば、4人が直接ジャニーさんとメリーさんに謝罪することしかなかった。しかし、リーダーの中居はもちろん一度反旗を翻したと見られてしまった香取や草なぎ、稲垣にとっては“行くも地獄”“戻るも地獄”の選択です。4人のメンバーとIさんは土壇場でとことん話し合ったそうです」(芸能関係者)