書道家としての活動で芸人・おさるが注目を集めているが、元相方はどうしているのか? おさるとともにアニマル梯団を結成し、1990年代の人気番組『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)でブレイクしたコアラ(46才・本名・宮谷信也)。取材場所に現れた彼に、記者が名刺を差し出すと、名刺を手に「Coalaプロモーションの宮谷です」。いったい現在の活動は?
――宮谷さん…なんですね。コアラさんとお呼びしてもよろしいでしょうか。
コアラ:どうぞどうぞ。コアラでけっこうですよ。
――まず、コアラさんの現在のお仕事を教えてください。
コアラ:3年ほど前にCoalaプロモーションという芸能プロダクションを立ち上げました。スタッフはぼく入れて4人です。当時、仕事を一緒にしていた同級生がいて、彼に“タレント志望の女の子が何人かいるから芸能プロダクションをやらないか?”と言われたのがきっかけです。結局、女の子がうまく集まらなくて…。フリーの芸人とか声優が所属することになったんですけど。
――社長ということですね。経営は、うまくいっているのですか?
コアラ:赤字です。ぼくの持ち出しになることもありますよ(苦笑)。プロダクションって、タレントであったり、アーティストであったり、ジャンルは幅広いですけど、そういう人たちが世に出ていって、売れてくれることで会社が潤うわけじゃないですか。正直、そういうタレントはいないので…。
あとは、テレビ番組の制作もやり始めています。1年前に、昔から付き合いのあるフリーのディレクターから、制作をやらないかと声をかけてもらって。今は夕方のニュース番組の特集を企画・制作して、納品する仕事がメインになっています。企画をこちらから出させていただいて、通ったら発注が来て、作る感じです。そこから広がって、バラエティ-だったり、いろんな番組を手がけられたら嬉しいです。
――事務所で一押しのタレントさんは?
コアラ:ピン芸人の“ミルクティー梅田”です。これがまたね、面白くないんですよ(笑い)。ミルクティーを淹れながら、イギリス紳士のトークをするんですけど……面白くないんです。
――面白くないのになぜ一押し?
コアラ:新人は彼しかいないからです(笑い)。昨年、東京アナウンス学院を卒業して、うちの事務所に来たんです。20才の子だから、どう化けるのかわかりませんよね。
――飛び込みで来たということ?