連日高視聴率を記録するNHK連続テレビ小説『あさが来た』。女性視聴者からの支持率が高い、ヒロイン・あさ(波瑠)の夫・新次郎(玉木宏)だが、1月6日放送の第81回では、友近(42才)演じるうめの発言が論争を呼んだ。それは仕事をしないが妻には優しい新次郎が夫としてアリかナシかという論争だ。以下、うめの発言だ。
「ええお方やいうのはわかってます。そやけど、だんな様にするには、あまりにもチャランポランすぎて。普通のおなごは、やっぱり、よう働く男が好きやさかい」
新次郎は、ただの「アホぼん」なのか、爪を隠した能ある鷹なのか──。友近が、うめの胸中を推測する。
「うめは、仕事一筋の雁助に思いを寄せています。新次郎さんのことは認めているけど、やっぱり違和感がある。雁助(番頭役=山内圭哉)と比べて、出てきたせりふなんだと思います」
新次郎がリアルに夫だったら、どう思う…? 賛否が相半ばするこの議論に、「アリ」か「ナシ」かの決着はつくのか?
さすが人気の新次郎。まずは熱烈な「アリ」の意見から紹介しよう。大の新次郎ファンというタレントの大桃美代子は、こう話す。
「まだ女性が働くことが珍しかった時代にあさが炭坑や両替屋で働くことに理解を示しています。とても器の大きいかたです」
大桃自身、活発なあさと似ている部分がある。取材時も「こんな企画をやりたいですけど、女性セブンでどうですか」と記者にプレゼン。その姿はリアルあさを彷彿とさせた。
「私はかつて、恋人から『美代子は、仕事とおれどっちが大事なんだ?』と言われたことがあります。そういう男性は、本当に困る。新次郎はそんなことを言わずに、『働いてきてええよ』と言ってくれるはず」
大桃の前夫でジャーナリストの山路徹さん(54才)も新次郎同様、大桃の仕事に理解のある夫だったという。
結婚2年目のとき、韓国に語学留学したいといった大桃に山路さんは「これからの仕事にきっと活きるから」と、背中を押してくれたという。
「こんなに理解のある人はいないと思って、とてもうれしかったです。でも、留学したら、その間に心が離れてしまったんです。あとで彼に聞いたら『だって、(大桃が)日本にいないんだもん』って(笑い)」(大桃)
それが原因で2006年に離婚した。
「新次郎は、三味線のお師匠さんに気がありそうで、少しヒヤヒヤするけど、あさに一途です。前の夫とは、そこが違います。新次郎さん、最高です」(大桃)
イケメン評論家の沖直実さんも器の大きさを高評価する。