これらの経験から、分散投資をしていても損失からは逃れられず、リスクは同じなのにリターンは限定的だと感じました。だったら、たくさんの銘柄に薄く“分散投資”するのではなく、高配当で本当にバリューな数銘柄に“集中投資”をしたほうがいいと感じ、今の投資スタイルにたどりつきました。
僕の好きな言葉に、「肉を切らせて金を取る」というものがあります。これは『おいでよ どうぶつの森』というゲームに登場する「つねきち」という商売人キャラクターの言葉です。
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という言葉もありますが、「捨て身の覚悟で取り組めば、危機を脱し、活路を見出すことができる」ということ。ゲーム中の言葉ですが、本質をついているなと思うんです。これくらいの気持ちと覚悟がないと経済的自由への活路は開けないのも事実ですが、種銭をつくって正しい投資を続ければ、“億り人”になることは誰でもできると思います。
※マネーポスト2016年新春号