高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。2016年の1月中旬にドバイへ旅行に行ったという高須院長に、現地の様子をうかがいました。
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──1月の中旬にドバイへ旅行に行かれてたんですよね。
高須:そうそう。本当なら国境なき医師団病院をこっそり視察するためにヨルダンのアンマンに行く予定だったんだよ。でもいまは危ないからね。だから、ひとまずアブダビに行って様子を見てからにしようってことになったんだけど、ガイドに聞いたらやっぱりアンマンは危険だってことで、ドバイに行ったの。
──ドバイはいかがでしたか?
高須:ものすごく平穏。内戦もテロも全然関係ない雰囲気だったよ。ドバイは石油が取れないから、観光やら金融やらで成り立ってるわけだけど、いろんなイスラム社会のお金を運用しているみたいだね。それこそ、旧フセイン政権の人達のお金とか、イスラム国のお金なんかも運用してるなんて話もあるみたいだし。
そういえば、オサマ・ビンラディンがドバイのとある病院に入院しているなんて話も聞いたことがあるよ。イスラム関係のいろんな人が出入りしているのは間違いない。結局、ドバイはイスラム過激派の利権が絡んでいるから、攻撃されないってことだね。
──治安もいいんですね。
高須:うん、治安もすごくよかったし、街の人もみんな真面目だったよ。ゴールド・スーク(註:貴金属専門の市場)で、とある店を現地の人に連れられて冷やかしで行ったんだよ。そこはニセモノなんかも扱ってるお店だったんだけど、一緒に行った人がたしか800ドル弱くらいの買い物をしたのかな。で、900ドルを出したら「1枚多いです」ってちゃんと返してくれてね。しかも、ドルに両替をしてくれって頼んだら、隣のビルの両替所まで走って行ってちゃんと小銭まで揃えてくれた。偽物屋なのに、真面目で勤勉だっていう(笑い)。さすがに治安がいい日本でも、非合法なお店はそこまでしてくれないよ。
──ドバイで携帯電話や財布を落としても、絶対に戻ってくるなんていう話もあるみたいですね。
高須:そういう意味だとドバイは本当に日本よりも治安がいいね。だって、僕は赤坂のゲームセンターで遊んでる途中にかばんを置引されたんだから。交番に被害届を出しても、まったく驚く様子もなかったし(笑い)。
──ドバイの景気はどうでしたか?