覚せい剤所持の容疑で逮捕された清原和博容疑者(48才)。プロ野球界のスター選手だった清原の生涯年俸は計50億円ともいわれるが、元妻であるモデルの清原亜希(46才)と離婚した2014年ごろの貯蓄はわずかだったという。
「仕事がなくなっても清原さんの散財は変わらず、銀座にいけば1晩で100万円は使ってしまう。それが毎晩のように続くわけですから、いくら亜希さんが働いているとはいえ、お金が貯まるはずがない」(スポーツ紙記者)
離婚後の亜希の最大の懸念は、子供たちの養育費だった。一般に、子供が成人するまでにかかる費用は2000万円前後といわれているが、小学校から大学まで私立に通うと、費用はその3倍にも上る。
「特に息子2人の通う私立は高い学費で知られ、2人合わせると年間300万円近い。亜希さんのモデル業のギャラは月40万~50万円で、講演会や本の印税を合わせたとしても、家賃を払ったらとても足りません」(亜希の知人)
清原の経済状況もあり、亜希は離婚時に慰謝料を諦めた経緯がある。それだけに、養育費だけは絶対に清原から毎月確保する必要があった。
結果、彼女は“奥の手”を使うことになる。「養育費債権」である。離婚前に暮らしていた高級マンションの抵当権者を息子2人にして、将来的に清原からの養育費の支払いが滞った場合、マンションを売却したお金から養育費を回収するという手法だ。昨年9月、清原はこのマンションを2億3800万円で売却しており、うち8000万円が息子2人の養育費に回ったとみられる。
当面の資産は確保されたが、亜希を悩ませる問題はもう1つあった。離婚後の清原と息子の面会である。離婚時の双方の取り決めで、週末の少年野球の時間のみ清原は子供と会うことを許された。
「亜希さんにとって、この時間が苦痛だったようです。練習場への送迎は亜希さんがしており、必然的に清原さんとニアミスする。シングルマザーとしてモデル業を続けていく上で、薬物疑惑のある元夫の存在はイメージダウン以外の何ものでもない。彼が子供の野球を見に来ると、亜希さんは離れた場所に座り、かかわらないようにしていた。周囲の母親にも気を使わせてしまうので、“あの人は来ないでほしい”と漏らすこともありました」(前出・別の亜希の知人)