「若さの違い」は、実は食生活によるところが大きい。昨夏、スポーツジム「ライザップ」のCMで引き締まった肉体への大変身を披露したフリーアナウンサーの生島ヒロシ氏(65)も年齢よりもずっと若く見える。
「理想体重は63kgですが、今は61kgまで絞りました」
どんな食生活を営んでいるのか。
「ライザップでの2か月のトレーニング中は、炭水化物をほとんどカットしました。大好きだったスイーツ、さつまいもやかぼちゃなど糖質の多い食材もストップ。夕食は肉と魚と野菜で、昼に魚を食べたら夜は肉、昼が肉だったら夜は魚にしていました」(生島氏)
今でもその食生活を継続しているという。
「朝は5時からラジオの生放送をやっているので、3時半頃に起きて、プロテインやヨーグルト、牛乳、フルーツなどの朝食を摂ります」
昼食は12時から13時の間で、雑穀米を茶碗に7分目程度。空腹を感じたら間食にゆで卵やミックスナッツを食べるという。
「夕食は早めに食べて、寝る3~4時間前は何もお腹に入れないようにしています。そうすると朝起きた時にお腹も空いているし、体も軽いんです」(生島氏)
『老けない人は何を食べているのか』(青春出版社刊)の著者で、日本抗加齢医学会指導士の森由香子氏によると、この生活習慣はアンチエイジングには理想的だという。
「朝起きた時に空腹というのは、生体リズムにあった食習慣をしている証拠で、当然、若返り効果も高い。夜遅い食事は胃腸に負担がかかり、吹き出物や肌のカサツキなどの原因になるうえ、太りやすくなる」
肉や魚など、タンパク質をしっかり食べているのも肌を健康に保つうえで効果的だ。生島氏が好んで食べるのは「しゃぶしゃぶ」。
「肉の脂にはコレステロールを増加させる飽和脂肪酸が含まれていますから、しゃぶしゃぶで脂を落とすのはいいですね」(森氏)