炭水化物の多いテレビ番組のロケ弁当では、とんかつの衣を取り除き、ポテトサラダは食べないといった涙ぐましい努力も。
「炭水化物が多い米やパンなどの主食を減らす食生活にもすぐ慣れました。イメージされているほど厳しくないと思います」(森永氏)
筋力トレーニングは、週2回ライザップに通うだけ。家で行なう必要はない。初めは、正しいフォームを習得するため、軽い器具を使う。その後、回数を増やし、筋肉の持久力を鍛える。そして徐々に器具の重量をアップしていき、筋力を高める。ここでもトレーナーの存在が大きい。
「一人なら限界と思う場面でも、上手くおだててくれるので、最後の力が出るんです」(森永氏)
トレーナーは、トレーニング前に必ず、鍛える部位を丁寧に説明し、フォームも繰り返し確認する。「あと1cm深く降ろしましょう」などと常に声をかけ、「いいですね!」と鼓舞する。
休憩中には、「森永さんがやせたら、日本中が笑いの渦に巻き込まれますよ」と目標を再びトレーナーが口にする場面も。これが数か月継続されることによって、成果が生まれるようだ。
2か月で既にウエストが20cm(114cm→94cm)細くなり、体重も16kg(90kg→74kg)減った森永氏だが、「減量後は、豚の唐揚げ入り味噌ラーメンを腹一杯食べたい」と禁欲後の生活に思いを馳せた。となると、不安の種はリバウンド。ライザップで目標達成後、元の食生活に戻らないかが本当の勝負だ。
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2016年2月26日号