清原和博容疑者(48)の覚醒剤事件。そのキーマンが元プロ野球選手のXだ。1991年、オリックスに入団。左の中継ぎとして活躍し、1998年に巨人に移籍、2000年には優勝・日本一に貢献した。その後はメジャーリーガーを目指して渡米。2005年に球界を引退している。その後、Xは道を誤った。2006年、覚せい剤取締法違反の罪で逮捕され、有罪判決を受ける。
本誌は判決を受けた直後、Xに480分もの長時間のインタビュー取材を行なった。清原が覚せい剤取締法違反で逮捕され、過去に遡っての常習的な使用も疑われている今、本誌はこの証言が「清原がいつから薬物に溺れてしまったか」を探るための重要な意義があると考え、10年間封印してきた重大発言を公開する。
Xの証言によれば、Xが清原に覚醒剤を融通するようになったのは巨人で同僚だった1998年からだったという。以下、Xの証言だ。
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清原さんからは毎日というわけではなく、たまに(覚醒剤を)持ってきてほしいといわれました。オールスター休みには、私が長期滞在しているホテルのフロントに預けておいてほしいといわれ、清原さんが自分で取りに来たりしていました。
ただ、私は(覚醒剤を)使うと大人しくなって内にこもるタイプですが、清原さんは気が大きくなるタイプ。どこかで足がついてしまうんじゃないかと、いつもハラハラしていました。
あれは1998年頃だったと思いますが、当時清原さんには「熱烈な清原ファン」のRちゃんという交際女性がいました。OLだといっていましたが、モデルのような容姿の女性。彼女を何度も東京に呼び寄せては遊んでおり、その時には2人とも覚醒剤をやっていた。私もその“遊び”に何度か加わりました。
その遊び方が派手で肝を冷やしました。密会は都内の高級ホテルで行なうんですが、ある時、覚醒剤パーティをやっている最中に風呂場のドライヤーが落ちて、“ドン”という音とともに部屋の電気が一瞬にして消えたんです。私は警察のガサ入れと勘違いして、パニック状態になってしまった。