高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は台湾、そして中国についてお話をうかがいました。
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──先日の台湾での大地震にあたって、高須院長は義援金を送ったんですよね。
高須:そうそう。日赤を通じて、とりあえず1000万円送ったよ。それとフリーメイソンのミカドロッジからも全面的に支援する。ロッジの年収の1割を寄付する予定だね。台湾は日本にとっては大切な友達だから、助けるのは当たり前だよ。
──そんな台湾ですが、1月の総統選で民進党の蔡英文氏が当選し、5月に台湾史上初の女性総統が誕生します。
高須:民進党の本音は台湾独立なんだよね。それはいいと思うよ。台湾も中国なんかと上手く共存する必要もないと思う。でも、ひとつ気になるのが、台湾が独立すると、ほかのいろんな地域が「うちも独立したい!」って言い出すじゃないかっていう心配はあるんだよね…。
──たとえばどこでしょうか?
高須:沖縄だよ。最近、もしも沖縄が本気で独立をしたいと言い始めたら…っていうことをよく想像するんだけど、なんだか中国の気持ちがわかるようになってきちゃってね(笑い)。おかしな話だけど。
県知事が仲井眞(弘多)さんだったときは、自民党系だったから良かったんだけど、翁長(雄志)さんになってちょっと心配なんだよ。もともと自民党員だったといっても、野党の支持を受けているわけだし、去年国連でやった演説も沖縄独立に傾いた内容だったみたいだし。おそらく翁長さんの本音は沖縄の独立なんじゃないかって思うんだよ。
──たしかにそういう見方をするメディアも多いですよね。
高須:で、沖縄は独立して上手いことやれば、ドバイみたいな観光都市になれるはずなんだよ。気候も良いし、観光資源も多いし。石油が取れなくて本当に貧しかったドバイが、あれだけリッチな都市になれたんだから、沖縄がああなるのなんてたやすいことだよ。そんな沖縄が独立するのは、日本にとってマイナスになりかねないからね。
──日本と台湾の関係は良好ですが、沖縄に変な影響を与えるのは勘弁だ…という感じですね。
高須:まさにそう。台湾は本当に大好きなんだけどねえ。
──なるほど。ところで、今回の総統選で“独立派寄り”といえる蔡英文氏が当選したのは、中国にとっては痛手ですよね。
高須:中国は最近よくないこと続きだよ。北朝鮮も言うことを聞かないで勝手に核実験やらミサイル発射やら繰り返すし。中国政府の内部は外から見るよりも混乱しているかもしれないな。もしかしたら、いきなり崩壊なんてこともあるんじゃないかな。だってさあ、中国民のなかで共産党を支持している人がどれくらいいるんだっていう話だよ。結局一党独裁で軍が強いから、どうにか成立しているだけだからね。一気に民主化が進んで、共産党が崩壊するっていうシナリオもありうるよ。