参議院選挙の目玉候補として自民党からの出馬を宣言した音楽グループ・SPEEDの今井絵理子氏に関し、本誌前号では「婚約者の逮捕歴」を報じた。内容は、今井氏が半同棲する“イケメン同級生”のA氏が元風俗店経営者で、昨年3月に風営法および児童福祉法違反容疑で那覇署に逮捕されていたというものだ(処分保留で不起訴)。女子中学生を含む18歳未満の少女3人にみだらな行為をさせた容疑で、自民党の「身体検査」が果たして十分だったかどうかに疑問を呈した。
ところが、本誌報道を皮切りに殺到した取材に対して、今井氏は所属事務所を通じて「経営を譲渡した店で事件が起こったが、本人は不起訴になったと聞いています。それ以上の詳しいことは判らないです」というのみ。その一方で報道後、ブログを更新し、
「去年からわたしを支えてくれている大切な人がいます。(中略)あたたかく見守ってください」
と、改めてA氏が「婚約者」であることを強調した。どうやら、「過去のことだし本人はよく知らないし」との言い訳だけで事を済ますつもりのようだ。
しかし本誌は、新たに事件の当事者2人からさらに詳細な証言を得た。昨年3月、A氏とともに逮捕された風俗店の共同経営者X氏である。以前から風俗関係で働いていたX氏は、A氏と10年ほど前に知り合ったという。
「もともとAは闇金をしていたから、お互い“夜の街の人間同士”として出会いました。2013年にAから『闇金で稼いだカネがあるから風俗の仕事を始めてみたい』といわれ、ノウハウを提供して松山の歓楽街で『ヌキ屋』というピンサロのような店をやることにした。
そもそも風俗店を営業してはいけないエリアで始めたので、はじめから違法風俗です。店は名前もなく、客はもっぱらキャッチ(呼び込み)で集めて、料金は30分で1万円。ぶっちゃけ、本番をやらせていました。今井さんが『キャバクラだと聞いている』といっているようですが、全く意味不明。今井さんも知らないわけがありません」
X氏がそこまで断言するのには、理由がある。彼はA氏を介し、今井氏と直接会ったことがあるのだ。