ブランド肉や蟹、旬の野菜やフルーツなどの食材をはじめ、さまざまな商品やサービスが“おトク感たっぷり”に手に入ることから、人気を集めている「ふるさと納税」。年収などの条件を元に上手に制度を活用すれば、「実質負担額2000円で、こんなに返礼品をもらえる!」といった解説記事のほか、届いた豪華食材の写真や喜びのコメントをSNSで見かける機会も多い。
すでに積極的に活用している人にも、「申込みや申請が複雑そう」といった理由で利用をためらっている人にも役立つ、「『ふるさと納税』をさらにおトクに活用するコツ」や、利用時のポイントについて、節約アドバイザー・丸山晴美さんに話を聞いた。
「昨年4月からの制度改正で、5自治体以内なら確定申告不要の『ワンストップ特例制度』がスタートし、控除の限度額も約2倍に拡大したので、ますます『ふるさと納税』が熱いです!
これでまでは、もともと確定申告が必要ではない会社員等にとって、『ふるさと納税』のためだけに確定申告をすることは手間でもありました。そこで給与所得者は、2015年4月1日から5自治体以内であれば『ワンストップ特例制度』の手続きで確定申告が不要になり、より手軽に利用できるようになったのです。ここで注意する点は、予め申請書を寄附した自治体に郵送にて提出すること。この制度を利用した場合、控除される税金は所得税からの還付はなくなりますが、翌年度の住民税が減額されることになります」(丸山さん)
新制度で、より申請しやすくなった「ふるさと納税」だが、やはりその魅力はおトク感。
「なんといっても寄附をしたら返礼品が届いちゃう! というところですが、所得税や住民税の控除もあるからダブルでおトク。また支払い方法によって、さらにおトクになる裏ワザも。
4月17日までのキャンペーン期間中、NTTドコモの『ドコモ口座』から『ふるさと納税』の支払いをすると、寄附額の1%がdポイントで還元されるので、トリプルでおトクになります」(丸山さん)
2万円までなら携帯料金と一緒に決済でき、スマホで簡単に申込みできる「ドコモ口座ふるさと納税」だが、実施中の「ドコモ口座ふるさと納税 年度末ご利用感謝キャンペーン」で、寄附額の1%が全員にdポイントで付与されるほか、5000円以上の「ふるさと納税」寄附を行うと、5000円ごとに1口の抽選対象で、合計100名に2000ポイントのdポイントが当たる抽選にも参加できる。ローソンやdマーケット、携帯料金などの支払いに1ポイント1円で利用できるdポイントでの還元は、使いやすさの点でもオススメだ。
さて、続いて知りたいのは、膨大な選択肢がある返礼品選びのコツ。