山下達郎(63才)と竹内まりや(60才)は、夫婦共演が多いが、実は、竹内が作詞を手がけ山下が作曲するといった作品は『ウエイトレス』や『さよならの夜明け』などわずかしかない。そんな夫婦が、嵐の新曲『復活LOVE』を手がけ、大きなニュースとなっている。
もともと山下は、嵐がJr.時代から彼らのステージを見てきた。というのも、山下とジャニーズ事務所とのつきあいは、ものすごく古く、深い。1975年にデビューすると同時に、山下は他アーティストへの楽曲提供を行うようになるが、そんな中で近藤真彦(51才)と出会う。近藤の7枚目のシングルで、代表作ともなった『ハイティーン☆ブギ』(1982年)の作曲を手がけたのだ。
「それ以来、達郎さんとマッチは公私ともに親しくなって、まりやさんとの結婚式(1982年)では、マッチがスピーチしたんですよ。当時彼は17才の少年だったものの、親類を含めた会場全体が“あの子、いいね”となるほど、式に華を添えてくれたそうです。そしてマッチの結婚式(1994年)にも、夫妻は出席しているんですが、そんなふうに長くつきあえる人はなかなかいないと、お互いにその関係を大切にしているようです」(音楽関係者)
その後、山下がKinKi Kidsのデビューシングル『硝子の少年』(1997年)や『ジェットコースター・ロマンス』(1998年)を手がけたのも有名な話だ。以前、雑誌のインタビューで、山下は、KinKi Kidsについてこう語っていた。
《非常にラッキーだったのは、KinKiの場合、剛くんが歌がうまかった。彼は、いままでのジャニーズの歴史のなかでも最も声がのれてる子だからね。(中略)『硝子の少年』はもう、ぼくの確信犯的な作品だから、最初評判悪くてぼろかすいわれたんだけど、成功を収めたので、安心して、自信にもなった》