2世タレントを“親の七光り”と揶揄するのはもう古い! 親譲りの才能と実力を身につけたブレーク必須の“2世たち”を一挙ご紹介。
「いろいろ考えることはありますが、私は父の子供だということに間違いはないので(笑い)そこはもう、否定したり隠したりせず堂々としていたいな、と思います」
と語るのは2016年ミス日本コンテストのミス着物に輝き、フォーリーブスのおりも政夫の娘であることが話題となった織茂璃穏。
「この世界の厳しさを知っていたからでしょうね。最初は父から芸能界入りを反対されました。説得に説得を重ねて、とりあえず大学は絶対に出なさい、と条件付きで認めてもらいました。2014年に卒業した後も、この世界で頑張りたい、という気持ちは変わらなかったので、そこでやっとデビューしました」
モデルで女優の母にダンサーの姉、そして俳優の父を持つ草刈麻有は、美術番組『美の壺』(BSプレミアム)では父の若いころの恋人役を演じている。父は、「とにかくこの子のことが心配でね、ちゃんとやれるかって」と親心を吐露している。
織茂や草刈の他にも、早くから“イケメン”と話題になっていたヒロミの息子や、棋士・森下卓九段の息子など個性豊かな大型“2世タレント”が続々デビューしている。この状況について、「関根麻里ちゃんや大沢あかねちゃん、IMALUちゃんなどが出て来て以来の“2世タレント”ブームですね」と放送作家の山田美保子さん。
「その頃と大きく違うのは、本人たちが“2世”であることを楽しんでいるところ。昔は、“2世”そのものが珍しかったし、必要以上に注目されるから、本人たちにも気負いがあって、わざと隠してデビューすることも。その頃と比べると、とってもフランクになっていて、2世にも“ゆとり”の波が来ているのかな?と感じます(笑い)」(山田さん)