今年でデビュー30周年を迎えた中山美穂(46才)が主演する舞台『魔術』が3月27日、東京・本多劇場で開幕した。作・演出は劇作家の内藤裕敬氏。萩原聖人(44才)、橋本淳(29才)、勝村政信(52才)の3人が脇を固める。
深夜の屋台に、どこからともなく3人の男と1人の女が集まってきた。何の変哲もない風景に見えるが、街から人が消えていた。幻想と現実が入り交じる世界のなかで、人間模様が浮き彫りになっていく──。
そんな『魔術』が中山にとっては初舞台。会見では「本当に緊張しています」と不安な表情を見せていた。一方、内藤は「稽古中にこんなに気付かされることはなかった。ベストメンバーだと確信した」と、4人の出演者をべた褒めだった。
本多劇場での東京公演後は、愛知、兵庫、愛媛、高知、仙台、札幌の全国7都市での公演も予定されている。
撮影■平野哲郎