◆「こんなの初めて!」
ホルモンヌ(ホルモン好きな女性)の市川さんが訪れたのは、新鮮なホルモンが自慢の卸)新宿食肉センター極。
「若い頃はこってり系のカルビやハラミを中心に食べていましたが、30代になった今では、ホルモンやタン塩に惹かれます。特にホルモンは、大人になってお酒を少し飲めるようになってから、美味しさに目覚めましたね。
1人でちょっとずつ自分のペースで焼けるのも良いですね。『おじさん、レモンサワー!』なんて、頼んだりして(笑い)」
そんな市川さんが選んだのは、「タン塩」と同店ダントツ一番人気の「限定朝締めあみればー」。ひとつひとつに手作業で網あぶらを巻いたレバーは、この店オリジナルメニューだ。
「個人的には、お肉はよく焼く派です。“あまり火を通さないで”というお肉もあるけど、香ばしさが醍醐味だと思うので、しっかり焼きます。焼き加減を気にしないで焼けるのが嬉しいな」
網の上でカリッと焦げ目が付くぐらいまで火を通すと、ジュワッと脂がしたたり、たちまち香ばしい匂いが立ち上がる。待ちきれずに箸が伸びる。
「柔らかくて、おいし~い。こんなレバー初めて食べました。外がカリカリ香ばしいのに、中のレバーは半ナマ。噛むと脂の甘さが溶け出して、う~ん! これはきっとレバーが苦手な人でもハマりますよ」
と、ご満悦の表情。
「もともと、素材をそのまま出すよりも、こうやってひと手間かかっていたり、味付けがしっかりしているお肉が好み。常連になるのはちょっとしたひと手間を加えてくれるお店が多いですね」