ジャングルジムや滑り台など数多の遊具が並ぶ一室に、「ハッピーバースデー」の歌が響きわたる。歌っているのは多国籍の子供たち。中心の少女がケーキのろうそくを吹き消すと、わっと大きな拍手が上がった。2月下旬の週末、東京都心のある幼児教室で開かれた誕生日会。主役は江角マキコ(49才)の長女(11才)だった。
「お子さんだけじゃなく、保護者のかたもたくさん来ていました。ママ友に囲まれて、江角さんはとても楽しそうでした」(江角の友人)
2015年末に『バイキング』(フジテレビ系)と『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)を卒業し、3月末に『私の何がイケないの?』(TBS系)が放送終了。レギュラー番組のなくなった江角は現在、家族と穏やかな日々を送っている。単発の仕事は入っている。だが、出演すると《必死に露出しようとしている》とネットを中心に叩かれる。
「つきあいのあるディレクターからは今もオファーがありますし、スケジュールが合えば出演します。それだけの話なんですけどね。『テレビ局にレギュラー出演の売り込みをしたが拒否された』とも報じられましたが、そもそも今の彼女には、なにがなんでもテレビに出たいという欲求はない」(芸能関係者)
いまだやまない江角へのバッシング。2年前の“悪夢”は、彼女に大きな傷跡を残していた。2014年7月30日、ブログで「ママ友いじめ」の過去を打ち明けたことで、江角の人生は変わった。
以後、「江角こそいじめの主犯だ」という保護者からの告発文を女性セブンが掲載したことを皮切りに、校内に巣喰う“反江角派”の存在、壮絶を極めたいじめの中身など、新事実が続々と明るみに出た。
「当時、長女が通っていたのは都心の名門私立小学校。江角さんは言いたいことをズバッと言うタイプなので、周囲と軋轢を生みやすかった。反江角派は全員で彼女を無視し、江角さんと仲よくしようものならそのママ友まで排除する。江角さんの長男が同じ学校を受験しようとすると、入学反対の嘆願書まで出されたといわれています」(当時を知る保護者)
同年8月、『週刊文春』が同校の反江角派の筆頭が長嶋一茂(50才)の妻であること、過去に江角のマネジャーが長嶋邸に「バカ息子」「アホ」などと落書きしていたことを報じ、大騒動へと発展した。