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医師への「袖の下」で治療内容に差が出ることは皆無

 医師といえば頭が良くて、お金持ち。人々のために働く“聖職”というイメージが強いだろう。しかし、TBS系『直撃!コロシアム!!』(4月11日放送)で、名医50人がぶっちゃけた本音が、ちょっとひどいのではないかと話題になっているというのだ。そこで、実際のところを番組に出演した医師に聞いてみた。

“袖の下”とは、人目につかないよう袖の下から渡す贈り物のこと。患者が医師に便宜を図ってもらうためや、感謝の気持ちを伝えるために渡す。番組では医師50人に「患者から“袖の下”をもらったことがあるか」と質問し、50人中46人が「ある」と答えた。

 同番組に出演していたおおたけ消化器内科クリニックの大竹真一郎院長はもらったことがある医師の1人。ちなみに大竹氏は安全で苦痛のない大腸内視鏡検査、及び消化器系のがんにおけるスーパードクターと名高い。

「1回ももらったことがない医者はすごく少ないと思う。渡すのはお年寄りのかたが多いですが“そんなん、いらんよ”と言っても、一度出したお金を引っ込めません。だから、“今回だけいただくけど、もうやめてね”と伝えます。これまでにもらった最低額は1万円、最高で15万円です」

 これまでの医療ドラマでも菓子折りの箱の底にびっしりと詰められた万札の束がよく描かれてきた。でも、そんなこと現実にあるの? と思ってはいても、なかなか医師には聞けず、真相は藪の中だっただけに、このぶっちゃけにはびっくり! しかし──。大学病院に勤務する脳外科医が明かす。

「20年以上前の教授や部長クラスであれば50万~100万円は珍しくありませんでした。昔に比べて減っていますが、コネで名医を紹介してもらったときや、脳や心臓など難しい手術のときは50万円ほど包む人もいます」

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