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ビジネスマン「出世にはニオイ対策が不可欠」な時代

不快な臭いが人間関係の距離感を決定することも

 今年の2月、例年話題となる2つのランキングが発表された。2月12日に発表されたものは、1位 相葉雅紀(34歳)、2位 櫻井翔(34歳)、3位 福山雅治(47歳)、4位 窪田正孝(27歳)、5位 大野智(36歳)。一方、2月22日発表のランキングには、1位 松岡修造(48歳)、2位 池上彰(65歳)、3位 明石家さんま(60歳)、4位 所ジョージ(61歳)、5位 タモリ(70歳)・内村光良(51歳)。

 有名男性芸能人が並ぶものの、大きく顔ぶれが異なるこのランキングは、前者が「2016年 恋人にしたい男性有名人ランキング」(ORICON STYLE調べ)、後者が「新入社員を対象とした『理想の上司』アンケート」(明治安田生命調べ)の結果。対象が異なるとはいえ、いずれも人気ランキングであり、この2つを眺めてみると“若さ”や“見た目のカッコ良さ”だけが魅力を決めるわけではない――ということが、よくわかる。

 特にビジネスパーソンとして、年代を問わず求められるのは「清潔感」。昨今は「スメハラ(スメルハラスメント)」が話題にもなり、視覚だけではなく嗅覚の点でも「清潔感」が重要だ。40歳からのエイジングケアブランド「ルシード」を展開するマンダムが実施したアンケート調査(2014年5月・25~49歳働く男女・1117名)によると、「職場の同僚や周囲の人の身だしなみで『どうにかしてほしいこと』」1位は「ニオイ(体臭)」60%で、臭い対策は優先度の高い問題という結果が出ている。

 こうした「臭い」が招くトラブルについて、「加齢臭読本 いくつになっても、におわない人の習慣」(草思社刊)の著者・奈良巧さんに話を聞いた。

「ある大手企業の部長は、若い頃からおしゃれでイケメン。身ぎれいに見えるのに、近づくと“もわっ”とした、いわゆるオッサン臭がしてしまう。彼の失敗は、清潔にする意識はあるのに10代・20代の頃と同じケアで、大丈夫と思っていることです。年齢的に“頼りになる上司”として人望も高まるタイミングなのに、不快な臭いで部下を近寄り難くしてしまう残念な人は、少なくありません。マジメで、昔ながらのやり方を変えられない人は、40代すぎると“臭いで嫌われる”可能性があるんです。『俺は風呂好きだから大丈夫』と油断している人ほど、危険ですね」(奈良さん)

 これからの季節は気温も高くなり、ただでさえ臭いが気になる時期。しかも40代は「汗臭・ミドル脂臭・加齢臭」の“ニオイ三重苦”に、気をつける必要があるという。

「若い年代のワキや足の臭いなどは、汗の成分を細菌が分解することで出るもの。体をしっかり洗い、シャワーで流せば臭いは消える――というのは、20代までは通用します。ところが、30代半ばくらいから、臭いや脂の質も変化してくると、そのやり方だけでは通用しなくなってきます。特に40代になると、汗対策のカラダの洗い方をしているだけでは、臭いが防げなくなってくるわけです。また、一般的に50歳以降に本格化する加齢臭も、個人差もありますが40代から、ケアが必要です」(奈良さん)

 では具体的に、どうしたらいいのだろうか?

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