4月の放送開始から6週連続で視聴率20%超えを記録しているNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』。同作内では昭和11年、16歳になったヒロイン・小橋常子(高畑充希)は女学校の最終学年を迎え、進路に思いを馳せる。新担任の東堂チヨ(片桐はいり)と出会い、刺激を受けた常子は妹・鞠子(相楽樹)の進学費用を稼ぐため、練り歯磨きの商売に挑戦するも、思わぬ窮地を迎えて──。
今週からは、いよいよ常子も社会人となり、物語も中盤へと差しかかる。そこで本誌はドラマ序盤戦を彩った個性豊かな登場人物を対象に「とと姉ちゃん総選挙」をどこよりも早く開催。同番組の魅力に取りつかれたファン1000人に「推しメン」への1票を投じてもらった。トップ5の結果は、以下のとおりだ。
【1位】小橋常子(高畑充希):487票
【2位】小橋君子(木村多江):82票
【3位】青柳滝子(大地真央):80票
【4位】小橋竹蔵(西島秀俊):62票
【5位】隈井栄太郎(片岡鶴太郎):61票
上の通り、全体の半数近い票を集めてぶっちぎりの「センター」の座についたのは、ヒロイン・小橋常子だ。
「とと(父)の代わりに家族を頼む」という父の遺言を胸に、どんな困難も「どうしたもんじゃろのぉ~」と明るく受け止めて、一途に家族を守る姿が広く支持された。
「とととの約束を守り、妹たちを一番に考え行動している」(67歳女性)
「何事にも前向きで元気をもらえる」(58歳男性)
中でも好評だったのが、川に落ちた妹の美子(根岸姫奈)を助けるため、迷わず川に飛び込んだシーンだ。「とと」との約束を守った名場面である。
2位は常子の母・小橋君子(木村多江)。
「奥ゆかしいのに、ちょっと天然なところが好き」(39歳女性)
こんな声が上がる通り、気丈な和風美人ながら、常子が幼少期に高い櫓に登って降りられなくなってしまった際、常子を受け止めようとザルを持って駆け付けるという、とぼけた天然さも魅力のひとつである。
娘たちのためなら全てを投げ出せる母としての姿も好評だ。
「常子の未来を案じて、母・青柳滝子(大地真央)と対峙するシーンは震えた。君子の母としての覚悟が感じられた」(46歳男性)
またこんな声も……。夫を早くに亡くすという役どころに対して、
「薄幸の未亡人役がピッタリ」(56歳女性)
ハマリ役ということか。