所属事務所との契約トラブルに揺れる能年玲奈(22才)。事の発端は2015年4月、能年が所属事務所に無断で、個人事務所を立ち上げたことだった。その背景には、個人事務所の取締役になる女性演出家・Aさんの影響も大きかったと言われている。
この6月で事務所との契約は期限切れとなるのだが、事務所側は能年サイドが求めたとおりに給料の大幅アップなどの条件を提示するも、能年サイドは契約打ち切りを望んでいるという。
一連の騒動について、『週刊女性』(6月7日号)が、《能年玲奈 事実上芸能界を引退へ》と報じると、スポーツ紙やワイドショーも〈能年玲奈独立へ〉〈能年仕事拒否 最悪引退も〉〈能年引退危機〉などと追随した。一方、『週刊文春』(6月9日号)には能年の母親が登場。「引退はしない」と一連の報道に反論し、さらに娘の今後について、「契約満了後の7月に新たな会社を立ち上げるのではないか」と明言した。
事情を知る芸能関係者はこう話す。
「能年はAさんと新事務所を立ち上げて再スタートの準備をしている。現在の事務所との契約が切れれば、自由に仕事ができるようになると心待ちにしているようです。テレビの連ドラや映画、CMの仕事も舞い込んでくると考えているのではないでしょうか」
絵や洋服の制作など、能年にはアーティストとしての顔もあるが、この面での活動準備も進んでいるようだ。能年の描いた絵やデザインした服はすでにかなりの点数があるようで、個展や即売会を開く計画が持ち上がっているという。
「その際は『menme』というペンネームを名乗る予定で、サイン入りの試作品はすでにでき上がっています。名前の由来や読み方もわからないのが彼女らしいのですが(苦笑)。あまちゃん以来の熱心なファンがターゲットでしょう」(能年を知る関係者)
また、ネット通販を主な事業にしている大手電機メーカー子会社がすでに『nounenrena.com』のドメインを取得しており、そのサイトで絵や洋服などグッズの物販を行う準備も進められているようだ。能年サイドの独立準備は万端。だが、順風満帆かというと、そうでもない。
「“あまちゃんの能年”のネームバリューがあれば、小さな舞台やインディーズ作品では引く手あまたでしょう。それでも、テレビや映画などの大手メディアとなると話は別。しばらくはAさんが演出する小さな舞台に出演するか、ユーチューブで活動をするぐらいしかできないかもしれません。演技をしたい彼女にとってテレビに出られないというのは大きな痛手でしょう」(前出・芸能関係者)