芸能

堂本剛 後輩に「やりたいことないならジャニーズ辞めた方が…」

 ソロ活動を始めて12年目の堂本剛(37才)。自ら作詞作曲を手掛け、愛や命をテーマに歌い続けてきた剛は、売れる曲ではなく自分に嘘をつかない曲を作り続けてきた。

 デビュー当時、「アイドルはメッセージソングではなくラブソングを書くべきだ」と怒られながらも、自身の信念に沿った活動を続けていくことで理解を徐々に得られるようになった。今回リリースしたミニアルバムのタイトルは『Grateful Rebirth』。

「“生まれ変わる”ってことなんだけど、純粋無垢だった本来の自分に生まれ変わりたくて。これが大事だって本当に思うのなら腹くくらなきゃって、メッセージを込めました。

 ぼくは奈良生まれなんですが、土地に根付いている小さな頃からの感覚みたいなものがあります。東京では感じられない感覚を大切にしてきました。そのスタンスに変わりはないのですが、ここ何年かは頭で考えたり、経験からイエスかノーを出すものより、自分がまだ経験していないことも含めて、想像して書いた方が楽しいのかなって思えるようになりました」

 ジャニーズということでアイドルと判断され、アイドル差別、ジャニーズ差別を受けていた時代もあったという。剛自身が書いた曲も「お前が書くわけない」と頭ごなしに決めつけられたこともあった。だが、続けていくうち、一緒にやってもいいよって言ってくれる人が現れ、今も残ってくれているという。

 思いや本音が凝縮された独自の世界観は、剛自身が『説法』と称するほど。最近ではその『説法』が聞きたいという10代のファンが増えた。

「すごく相談に乗る機会が多いんです。ラジオに来る相談事メールも多く、できるだけ変わった論点で答えてあげようと思います。いろんな人の価値観もわかり、ぼく自身の気づきにもなるし。毎日楽しく平和に過ごすのもいいと思いますが、平和=停止ともとらえられる。たった1回の人生、同じ場所にいては景色は変わらない。目の前に大きな岩が立ちはだかったとしても、自分の立ち位置をずらせば景色は変わると思うんです。違うエリアには違う出会いもあるはずだから。

 こういう話をラジオでもしていたら10代のファンがすごく増えました(笑い)。説法めいた話にめちゃめちゃ共感してくれるんですよ。40~50代の人たちからすると扱いにくそうな人やなってそういう印象をもたれがちだけどね! ぼくのファンはスピリッツ入りみたいですよ」

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