マーリンズのイチロー(42才)は6月15日、通算安打数4527本(日米累計)の歴代新記録を達成した。伝説のバッター、ピート・ローズの持つ数字を抜き、メジャーの歴史に新たな1ページを刻んだ。
「ファンのかたにああいった反応をされるとね、やっぱり嬉しいです」
「チームメートにも感謝しています。本当にありがたい存在です」
試合後の会見で、イチローはファンや仲間への感謝を述べた。だが、彼は最後まで妻・弓子夫人(50才)に触れることはなかった。在米スポーツ紙記者が語る。
「2004年にイチローが年間安打数のメジャー記録(257本)を更新した際は、真っ先に弓子さんの存在に言及し、“彼女がいたからこそ”と、妻の支えに感謝していた。でも、今回は弓子さんの名前が一切出なかった。最近、弓子さんの姿が球場で見られていないこともあり、夫婦に何か起きてるのでは…と現地記者の間でも話題になっているんです」
イチローと弓子夫人が結婚したのは1999年。当時TBSのアナウンサーだった弓子夫人は、入籍を機に退社し、以降陰で夫を支え続けた。
「中でも日々の体調管理は弓子さんの最大の仕事。プロ顔負けの料理の腕前で、イタリアンから中華、フレンチ、和食まで何でも作れる。もちろん栄養の計算も完璧。食材の買い出しに1日3時間かけ、試合の終了時間を予測して、帰宅後の絶妙のタイミングでテーブルに並べる徹底ぶりです」(スポーツ紙記者)
イチローの超一流のパフォーマンスは、弓子夫人の“内助の功”があってこそのものだった。しかし今、弓子夫人の手腕は“ビジネス”に発揮されていた。彼女は2009年、シアトル市内に美容エステ店『エンサロン』をオープンしている。
「もともと美容の仕事に興味があったんです。夫婦には子供がおらず、イチロー選手の遠征時は自由な時間もありましたからね」(前出・スポーツ紙記者)
同店はネイルやヘアカット、全身マッサージなど多種多様なコースを備え、スタッフは全員日本人。トリートメント1回で60ドル(6000円)、パーマは最高で500ドル(5万円)という高級路線だが、これが評判となった。