衣替えは衣類だけでなく、インテリアも夏に向けて変えると風水的に開運となるという。風水専門家の直居由美里さんが、方位に合わせた色づかいについて説明する。
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6月は衣替えのシーズン。もともとは平安時代に中国から伝わった宮中行事で、「更衣」と呼ばれる女官が貴族の着替えの手伝いをしたことに由来します。江戸時代には年4回、明治時代には再び年2回となり、官公庁や学校の制服を替えるようになりました。
冷暖房が普及して、衣服によって寒暖の差をしのぐことが少なくなりました。また、省エネ対策として、5月から夏服にするところもあるようです。
時代の流れに応じて衣替えも様変わりしてきましたが、クリーニングに出したり、陰干しをしたりと、汚れを取って衣類を整理するのは風水的にも大きな意味のあることです。
衣類だけでなく、住まいも夏に向けて涼しげなインテリアにするのも開運につながります。たとえば、厚手のカーテンから夏らしいものへ。カーテンにはほこりがたまりやすく、汚れたままだと、外から入ってくる気が乱れて運気が低迷します。カーテンを替えるついでにクリーニングするようにすると、家全体がすっきりし、家族の運気も上がっていきます。
その際、運気アップにつながる色や模様を取り入れるとさらに効果的です。まず、恋愛運や人間関係運を上げたいのなら、ピンクを取り入れましょう。ショッキングピンクのようなきつめのピンクではなく淡い色調を。気持ちがやさしくなり、円満な関係を築けるようになります。
カーテンやテーブルクロスを花柄にするのも、なごやかな人間関係や恋愛を引き寄せる効果があります。実りや豊かさのシンボルであるフルーツ柄もいいでしょう。