新宿から13分、上野からなら11分。駅からたった5分、東京のド真中なのに未だ古き良き日本が残る巣鴨地蔵通り商店街、通称“おばあちゃんの原宿”。全国から集う人たちで熱く賑わうスポットは、食べる! 買う! がリーズナブルに楽しめ、元気ももらえる究極のパワースポット。そんな巣鴨の驚きと感動をお笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹がレポート!
“おばあちゃんの原宿”の通称は、昭和62年に読売新聞が巣鴨を“おばあさんの原宿”と紹介したことで全国に広まった。そもそも巣鴨には病気の治癒にご利益がある『とげぬき地蔵』があり、江戸時代から多くの人々がお参りに訪れていたが、なぜ原宿と対比されたのか。
「一直線に続く巣鴨地蔵通り商店街のにぎわいが、原宿の竹下通りと似ているからじゃないかしら。ブラブラと洋服を買ったり食べ歩きをしたりして1日中遊べるところも同じですよね」と甘味処 『いっぷく亭』の神宮圭子さん。
また、流行りの洋服をより安く購入できるのも、原宿と巣鴨の似ている点。婦人服店 『サン・まつみや』の松宮初枝さんは「女性はいくつになってもおしゃれに貪欲。どの店もデザインやサイズが豊富なのでお気に入りが必ず見つかるはず」と、太鼓判を押す。
最近は温かな雰囲気に惹かれて、若者も多くやってくる。巣鴨は今や老若男女から支持される、ホットな街なのだ。
約800m続く商店街に一歩足を踏み入れると、塩大福、せんべい、漬物とおばあちゃん好みの店が続々と目に飛び込んでくる。がまんできずに、2人も食べ歩き! 巣鴨名物といえば塩大福。行列に並び、『みずの』の『元祖塩大福』(130円)を店先でパクッ! とほおばる。
そして、巣鴨といえば赤パンツだ。病気除けになる、運気が上がるといわれる赤い下着。そんな縁起にあやかろうと全国から人が訪れる赤パンツ専門店『マルジ4号館(赤パンツ館)』。
赤い下着を着けると、“病が去る”“災いが去る”“一生シモの世話にならずにすむ”という言い伝えがあるため、シニアが殺到。商店街に4店舗あるマルジの3号館で販売している男性用の赤パンツは、千原ジュニアも愛用している。
記念すべき巣鴨デビューを果たした阿佐ヶ谷姉妹。行く先々で人に囲まれ、サインや写真のリクエストに笑顔で応えていた。こんなに街で声をかけられることは、初めてだという。
「普段はロケをしていても遠巻きに見られることが多いのですが、巣鴨の人はみんなフレンドリーでパワフル。パワーをもらい、元気になれました」(姉)
「ピンクドレスの私たちをすんなりと受け入れてくれる懐の深い街。初めて来ても気軽に入れるお店ばかりで、この魅力にハマりそう!」(妹)
※女性セブン2016年7月14日号