東大法学部を卒業し、総務事務次官まで務め上げた実務家。おまけに、息子は国民的アイドルグループ『嵐』のメンバー。そんなパーフェクトな肩書を持ち、“次期都知事候補No.1”として期待も高かった桜井俊氏(62才)だが、「家族に迷惑をかけるから」と出馬を固辞。しかしそれでも立候補の噂はなかなか消えなかった。そのワケは、彼の“同級生”を名乗る男性が連日テレビや新聞で「桜井が出る確率は5割」「あいつは頼まれたら断れない性格」と出馬をにおわせたことにもある…。
彼の名は立川談之助(63才)。立川談志(享年75)が参議院議員だった時は私設秘書も務めた立川流の落語家だ。桜井氏と同じく群馬県前橋市出身で同級生だったそうだが、嵐ファンの女性たちからは、「ホントに友達だったの?」「友達ならベラベラしゃべらないと思う」と非難ごうごう。そもそも真面目一辺倒(に見える)な桜井氏と、談之助はあまりにもタイプが違いすぎる…。果たして2人はどんな関係だったのか、取材を申し込むと、あっさりOK。
「今回、あまりにもおれがあっちこっちでしゃべるもんだから、周りから“お前、まさか副知事狙ってるのか?”なんて言われたり(笑い)。家族は『いい友達もったなあ、取材もいっぱい来るし』だってさ」
そう饒舌に語る談之助。テレビで言っていたように、9年間ずっと同じ学校だったというのは本当なのだろうか、本人に聞いてみると…。
「何言ってるんだよ。それはホント! 小学校から高校生まで、ず~っと同じ学校だったんだ。クラスは…1回くらい一緒になったかな。毎年クラス替えがあったからなあ。…ちょっと記憶は曖昧だなあ(笑い)」
──失礼ながらあまり同じクラスにならなかったならそんなに仲よくなかったのでは?
「いやいやいや! クラスを超えたグループってのがあったんだよ!“ちょいワル”ばっかり集まってさ、文化祭の後とかみんなで騒いで盛り上がって先生に怒られて…」
談之助によると、この“ちょいワル”グループ、結束はかなり固く、今も年に2回は必ず当時の仲間15人くらいで飲み会をするのだという。