8月5日から開催されるリオ五輪が近づくにつれ、日本人選手による金メダルへの期待が高まっている。だが“金”が期待できるのは五輪だけではない。実は、宝くじの高額当せんと五輪には深~いつながりがあった。
「過去、五輪イヤーには最高当せん金が引き上げられるなど、宝くじ業界もお祭りムードになります。初めて1等賞金が1億円を超えたのも五輪の年でした」
そう語るのは、“山ちゃん”の愛称で知られる宝くじ研究家・山口旦訓氏だ。
リオ五輪開幕直前の7月6日から発売される「サマージャンボ宝くじ」は、1等・前後賞合わせて7億円である。加えて今年も1等7000万円の「サマージャンボミニ」も発売されるため、当せんのチャンスも増える。前出の山口氏は続ける。
「夏季五輪が開催された年のジャンボでの億当せんの統計を取ってみると、五輪イヤーに強い地域があることがわかりました。北海道、群馬、埼玉、千葉、神奈川、東京、新潟、静岡、石川、愛知、京都、大阪、兵庫、愛媛、山口、福岡、熊本の17都道府県です」
一部の五輪選手や観戦者がリオへ向けて出発する際、利用すると思われる羽田空港の第一ターミナルビル内にある『モノレール羽田空港駅南口』売り場(東京都大田区)は、そのひとつである。