芸能

石田純一はともかく妻の東尾理子は政治家の妻に向いてる?

夫の石田純一が都知事出馬?(公式ブログより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、まさかの都知事選出馬が取りざたされる石田純一と妻の東尾理子について語る。

 * * *
 誰もが耳を疑った「石田純一、都知事選出馬へ」の一報。だが彼の本気度は日に日に増していき、8日午後、都内で出馬“意欲”会見を行うまでに。

 同時刻に生放送をしていた日本テレビ、TBS、フジテレビはその模様をほぼノーカットで伝え、さらには、石田純一のプロフィールを改めて紹介していた。

 ワイドショーと石田の関係は深くて長い。もっとも有名なものはゴルフのラウンド中、リポーターらに囲まれ、不倫について熱く語るVTR。あの「不倫は文化」が生まれたシーンである。

 結婚歴は3回。3人の妻との間に、1人ずつ子供がいること。さらに、2度目の結婚が破たんした最大の理由となった長谷川理恵とは、結婚する、しない、家を建てた、そこには住まない、復縁、やっぱり破局…と、延々ワイドショーにネタを提供してくれたものである。

「ノーコメント」とか「対応ナシ」で切り抜けてもいいのに、自分が窮地に立たされているときでも、カッコ悪いときでも、マスコミに囲まれると立ち止まって話してくれる石田は、各局の芸能デスクやリポーターらにもっとも好かれているタレントと言っても過言ではない。「困ったときの石田純一」。あるいは「ジェーワン」とも呼ばれ、重宝されてきた。

 老若男女、有名無名、相手がどんな人であっても石田は腰を低くし、優しく接する。

「若くてキレイな女性に優しい男性はたくさんいるが、石田さんは、年配の不細工な女にも優しい」と言っているドラマの女性プロデューサーがいた。彼女はこんなエピソードも教えてくれた。夜、ADの女性に男性スタッフがタバコを買いに行かせようとしたところ、打ち合わせ中だった石田純一が立ち上がり「ちょっと待って! こんな夜中に女の子が外を出歩くものじゃない」と静止したというのである。さらに石田は、そのADの手を取り、目を見つめて、「わかった? 行っちゃダメだよ」と言ったのだとか。Tシャツにジーンズ、ノーメイク、髪をボサボサにして現場で働く、ガタイのいい女子だったそうだが、彼女はもちろん、周りの女性スタッフはみな、石田の優しさと気遣いに涙したという。

 目に浮かぶようだ。石田は局内で知った顔を見つけると、「あ〜、○○さん」と、その人の名前を呼び、笑顔で近づいてくる。それも媚びているふうではなく、とても自然に…。育ちの良さが原因しているのだろうか。

 そんな石田の「結婚」や「不倫」以外のプロフィールを紐解くと、祖父が区議会議員経験者、父が報道アナ、姉は音楽関係の仕事をしていて、文化的な集まりの司会をする姿を見かけたこともある。

 石田自身もニュース番組のメインを張っていたし、国会前でのデモ参加やマイクを持ってのスピーチは記憶に新しい。というワケで、出馬“意欲”会見は決して唐突なことではなく、実は納得のいく点がいくつもあり、今回はその点と点が線に繋がったかっこうだ。

 テレビ朝日系の夕方のニュース番組『スーパーJチャンネル』のJは、実は「純一」の頭文字。石田が不倫騒動で番組を降板しても、そのタイトルだけは残っていたのである。

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン