国内

上杉隆氏 都民の税金取取り戻し待機児童問題解決を公約

知事選に出馬するジャーナリストの上杉隆氏

 ジャーナリストの上杉隆氏が東京都知事選に出馬する。上杉氏は完全極秘のなかで出馬準備を進めるなか、本誌に決意を語っていた。上杉氏の公約は、政党や都議会に利害関係がないからこそ唱えられる大胆な提言である。以下、上杉氏が語る。

 * * *
 実は東京都からは年間、約3200億円もの地方法人特別税が、地方に奪われています。東京都は儲けすぎているから地方によこせということでしょうが、都民が東京のために払った都税を地方に渡すのは税の原則論からしても理不尽に過ぎる。

 この法人事業税などの東京イジメの税制改悪を行なったのが、総務大臣時代の増田寛也氏でした。ある都庁幹部職員に依頼した試算では、これまでに都から奪われた法人事業税の総額は1兆2300億円にも上ります。さらに今後、五輪までに1兆2800億円もの税金が都から奪われる試算になる。

 私の公約は、本来なら東京都に入るはずの税収を、都民に取り戻すことです。年間3200億円もの税金があれば、多くのことができる。

 この予算があれば、石原慎太郎さんが平成29年度、つまり来年までにゼロにする予定だった約7000人の待機児童の問題も前倒しで解決でき、さらに、保育所の無料化までも実現可能です。全国からもっとも若年層が流入している東京都なのに、出生率が都道府県で一番下の1.15。東京を子育てに厳しい都市にしたのは誰なのか。

 子供の声が響く都市にするために、地方に渡している東京に税金を取り戻す。少なくとも五輪までの4年間は地方法人特別税を凍結して1兆2800億円の財源を捻出する。そうした「東京ファースト」こそが私の基本的考えです。

 子供を大切にすることは、お年寄りを大切にすることでもある。たとえば中央区では、お年寄りのためにバリアフリー等の対策にしたところ、ベビーカーを押す母親たちがどっと押し寄せて、8万人から13万人と人口が激増したという現実があるのです。

 私は80歳の母と二人で暮らしていますが、母と毎日、話をしていると、小さな段差が気になるとか、特養の待機者とか、身近な問題点がどんどん見えてくる。

トピックス

石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト