障害者福祉施設「津久井やまゆり園」(神奈川県相模原市)に侵入して入所者19人を殺害、26人に重軽傷を負わせた同施設元職員の植松聖容疑者(26才)。犯行後、一連の過激な言動や全身の刺青などが注目されるなか、ある“疑問”が持ち上がった。ツイッターやフェイスブックにアップされた彼の写真を見て、「昔の顔と違う」との声が多く上がったのだ。
実は植松容疑者は犯行前に都内にある有名美容整形クリニックを訪れ、整形手術を受けていたという。
「最近『オレは美しくなければならないんだ』とか言うようになっていて。今年の初めにあごのラインが妙にほっそりとしていたので、やせたのかと思ったら美容整形をしたと自慢していました」(友人)
この時、植松容疑者が受けたのは、あごの周りの脂肪を取る「脂肪溶解注射」というもので、費用は5万円程度だという。
それから植松容疑者はだんだんと大胆な行動に出る。2月半ばに衆議院議長公邸を訪れ、「私の目標は重複障害者が安楽死できる世界」「作戦内容」などと手書きした殺人予告文書を職員に手渡した。
続けて勤務中に「重度の障害者は安楽死させたほうがいい」と発言し、施設からとがめられても撤回しなかった。危機感を抱いた施設や警察の通報により、相模原市は植松容疑者を措置入院させた。