ライフ

ふれあい重視の「テラハ型」で孤立しない老人ホームも人気

ふれあい重視の「マザアスホームだんらん流山」

「最高の老人ホーム」を決める大会が今年も始まった。老人ホーム業界を取りまとめる「高齢者住宅経営者連絡協議会(高経協)」が主催する『リビング・オブ・ザ・イヤー2016』は、その年の優れた高齢者住宅を決めるコンテストだ。主に認知症の入居者を受け入れる「グループホーム」の「マザアスホームだんらん流山」(千葉・流山市)も〈入居者の活動と参加〉部門で1次選考を通過した施設のひとつだ。いわば、若者に人気の「テラスハウス」型ともいえよう。

 延べ床面積257平方メートルの2階建て施設に、最大入居者数が9人という贅沢な住環境。壁には入居者参加の遠足や、町内会での楽しげな様子を収めた写真が所狭しと貼り出されていた。

 入居者と家族から支持される理由は、施設内におけるコミュニケーションの充実だという。施設長の星野悦次氏が語る。

「認知症の方は、自分の置かれている状況を理解できない事態が起こるとパニックになります。次に何をするのかわかるように説明して、納得してもらってから行動することが重要。そのためには職員と入居者という関係にとどまらず、入居者同士も家族のような濃密な関係性を築く必要があると思っています。普段から施設全体を通してコミュニケーションを深める努力をしています」

 居室は個室だが、入居者は日中、リビングに集まっていることが多い。会話をしながらおやつを食べたりテレビを観たり、時に歌を歌ったりと、大家族が日常生活を送っているような感覚だという。

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン