「京都での撮影がクライマックスを迎えていた7月上旬のことでした。渡瀬さんが“熱を出した”ということで、撮影が続行できるかどうか検討されたことがありました。仕事には妥協せず、過酷な現場でも弱音を吐くどころか、共演者やスタッフを引っ張っていくのが渡瀬さん。ですが、そのときは、たしかに現場ではよく息が切れるし、体調がよく見えなかったのは、隠しきれないほどにつらかったからでしょう。撮影の途中で東京から急きょ、奥さんまで京都に駆けつけて、渡瀬さんに寄り添っていましたね」(ドラマ関係者)

 京都での撮影を終え、帰京した渡瀬が急いで向かった先は鹿児島県にあるがん治療専門のクリニックだった。

 そのクリニックでは、メスを使わず、がん細胞に何方向からも同時にピンポイントに放射線を当てることで、がん細胞を取り除くという世界最先端の治療を行っている。

 全身がんを告白した樹木希林(73才)や、先日すい臓がんで亡くなった元横綱・千代の富士の九重親方(享年61)などが通っていたことでも知られている。

 抗がん剤治療を行うと副作用で髪が抜けるなど、役者として演じ続けるのには支障が出るケースもある。だから、多くの有名人が放射線治療を選択してきた。

「京都での撮影中に容体が急変したので、急きょ予約を前倒しして鹿児島のクリニックを訪れたそうです。そこでどのような治療を受けることができるのか、クリニックの医師に相談したそうです」(前出・芸能関係者)

 一日も早く現場に戻りたい――渡瀬のそんな強い意志も感じる。復帰を祈るばかりだ。

※女性セブン2016年9月8日号

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