芸能

江口洋介、向井理ら「イケメン俳優イジリ」 制作側の狙い

江口洋介が「あんちゃん」キャラに!?(『はじめまして、愛しています』公式HPより)

 リオ五輪が終わって、再び連ドラを見ようという人も多いのではないだろうか。今クールは、視聴率的には低調な作品が多いが、話題作はけっこうある。中でも、イケメン俳優たちが意外な姿を見せている作品が目立つ。制作サイドによる「イケメン俳優イジリ」とも言うべきその演出の狙いについて、テレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 夏ドラマがいよいよ佳境を迎えようとしていますが、イケメンの主演俳優たちがかつてないほどイジられていることに、「アレッ?」と思った人は多いのではないでしょうか。

『せいせいするほど、愛してる』(TBS系)では、滝沢秀明さんが恥ずかしいセリフと脈絡のないエアギターを連発。『神の舌を持つ男』(TBS系)では、向井理さんが舌をペロペロしたり死体をなめたりする変人。『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)では、江口洋介さんがアラフィフの今、なぜか「あんちゃん」とほぼ同じキャラクターに。『遺産相続弁護士 柿崎真一』(日本テレビ系読売テレビ)では、三上博史さんがボサボヘアーで、金に汚く女グセの悪い、バツ2のダメ男を演じています。

 もちろんすべて制作サイドの意図があり、これまでも変人やダメ男の主人公は多かったのですが、今回はもはや罰ゲームに近いレベル。持ち前のカッコよさは影を潜め、「笑わせる」よりも「笑われる」に近い印象すらあります。たとえば、滝沢さん本人も、視聴者も、「なぜエアギターが必要なの?」「このセリフはさすがにやりすぎでは?」「これってコントじゃないの?」と何度も思ったのではないでしょうか。

 なぜここまでイジられているのか? その理由はそれぞれで考えられます。

関連記事

トピックス

違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者が逮捕された
「1時間20万円で女性同士のプレイだったはずが…」釈放された小西木菜容疑者(21)が明かす「レーサム」創業者”薬漬け性パーティー”に参加した理由「多額の奨学金を借り将来の漠然とした不安あった」
NEWSポストセブン
「最後のインタビュー」に応じた西内まりや(時事通信)
【独占インタビュー】西内まりや(31)が語った“電撃引退の理由”と“事務所退所の真相”「この仕事をしてきてよかったと、最後に思えました」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
小さい頃から長嶋茂雄さんの大ファンだったという平松政次氏
《追悼・長嶋茂雄さん》巨人キラーと呼ばれた平松政次氏「僕を本当のプロにしてくれたのは、ミスターの容赦ない一発でした」
週刊ポスト
ロシアのプーチン大統領と面会した安倍昭恵夫人(時事通信/EPA=時事)
プーチンと面会で話題の安倍昭恵夫人 トー横キッズから「小池百合子」に間違われていた!
NEWSポストセブン
「日本人ポップスターとの子供がいる」との報道もあったイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
イーロン・マスク氏に「日本人ポップスターとの子供がいる」報道も相手が公表しない理由 “口止め料”として「巨額の養育費が支払われている」との情報も
週刊ポスト
中居の女性トラブルで窮地に追いやられているフジテレビ(右・時事通信フォト)
《会社の暗部が暴露される…》フジテレビが恐れる処分された編成幹部B氏の“暴走” 「法廷での言葉」にも懸念
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト
 6月3日に亡くなった「ミスタープロ野球」こと長嶋茂雄さん(時事通信フォト)
【追悼・長嶋茂雄さん】交際40日で婚約の“超スピード婚”も「ミスターらしい」 多くの国民が支持した「日本人が憧れる家族像」としての長嶋家 
女性セブン
母・佳代さんと小室圭さん
《眞子さん出産》“一卵性母子”と呼ばれた小室圭さんの母・佳代さんが「初孫を抱く日」 知人は「ふたりは一定の距離を保って接している」
NEWSポストセブン
元タクシー運転手の田中敏志容疑者が性的暴行などで逮捕された(右の写真はイメージです)
《泥酔女性客に睡眠薬飲ませ性的暴行か》警視庁逮捕の元タクシー運転手のドラレコに残っていた“明らかに不審な映像”、手口は「『気分が悪そうだね』と水と錠剤を飲ませた」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
《レーサム創業者が“薬物付け性パーティー”で逮捕》沈黙を破った奥本美穂容疑者が〈今世終了港区BBA〉〈留置所最高〉自虐ネタでインフルエンサー化
NEWSポストセブン