芸能

「真田丸」関ヶ原の戦いでは片岡愛之助のおネエ愛弟子も活躍

『真田丸』に出演した片岡愛一郎(公式HPより)

 天下分け目の決戦、関ヶ原の戦いがたった50秒ほどで描かれたことで話題のNHK大河ドラマ『真田丸』。三谷幸喜の脚本に驚かされた視聴者も多いと思うが、意外な役者に注目しているのが時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんだ。ペリーさんが、独特の視点で『真田丸』の関ヶ原を斬る!

 * * *
 そんなわけで『真田丸』第36話「勝負」を見て、びっくり仰天した人も多かったはず。私もラストで「えっ」と驚いて口あんぐり状態であった。
 
 なにしろ、この回は真田昌幸(草刈正雄)と信繁(堺雅人)が石田方、嫡男信幸(大泉洋)が徳川方につくと決め、涙をこらえて敵味方分裂を認め合った前回「犬伏」を受けた続きである。ついに「第二回上田合戦」勃発で兄弟激突!?という大変なストーリーだった。

 結果的には兄弟は密かに連絡をとりあってきわどい戦いを展開、信幸を監視する徳川の視線を気にしつつ、なんとか乗り越えたのだが、昌幸と信繁が「徳川を追い払った」と歌え踊れの喜びの酒宴をしている最中、情勢を探っていた佐助(藤井隆)が戻ってくる。その報告によれば、なんと関ヶ原の戦いはすでに終わり、徳川方の大勝利!…何っ!? もう終わり!?
 
 かくして信繁といっしょに口あんぐりになったのだが、思えば、『真田丸』は、有名な本能寺の変から、明智光秀が秀吉に討ち取られるまでもわずか数分ですませるという大胆な展開を見せていた。それを考えれば、これまであまり詳細を描かれなかった「第二次上田合戦」に力を入れて、結果をみんなが知っている「関ヶ原の戦い」があっさり完結するのもアリだったか…。恐るべき戦国ドラマである。

 そんな中、私がものすごく気になるのは、関ヶ原の戦いで石田方につき、討ち死にした大谷吉継(片岡愛之助)…ではなく、吉継に影のように付き従っていた家臣・湯浅五助である。

関連記事

トピックス

紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
大村崑氏
九州場所を連日観戦の93歳・大村崑さん「溜席のSNS注目度」「女性客の多さ」に驚きを告白 盛り上がる館内の“若貴ブーム”の頃との違いを分析
NEWSポストセブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
佐々木朗希のメジャー挑戦を球界OBはどう見るか(時事通信フォト)
《これでいいのか?》佐々木朗希のメジャー挑戦「モヤモヤが残る」「いないほうがチームにプラス」「腰掛けの見本」…球界OBたちの手厳しい本音
週刊ポスト
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン