現在メンバーのジェジュン(30)とユチョン(30)が入隊中のJYJで、唯一でソロ活動を行っているジュンス(29)。そんなジュンスが出演するミュージカル『ドリアン・グレイ』が始まったということで、直撃取材を行った。韓国で活動するジュンスを日本メディアが取材できる機会はかなりレア、果たしてどんな話が聞けたのか──。(9月6日、韓国京畿道・城南アートセンターオペラハウス)
「今回『ドリアン・グレイ』でドリアン・グレイ役を演じるキム・ジュンスです。創作ミュージカルだけに、寛容な視点で、応援する気持ちで見守っていただきたいです。なかなかいい、期待できる作品が誕生したと思います」(ジュンス、以下同)
少し緊張した面持ちで、会見冒頭でこう挨拶したジュンス。ミュージカルデビュー時から常に主演を張ってきたが、過去の作品を振り返ってみても、独特で個性的なキャラクターを演じることが多かった。そして今回のドリアン・グレイもまた強烈だ。
「80%以上の作品で、抽象的だとか、珍しい役を演じてきたのは事実です(笑い)。今回もドリアンの良心が堕落して醜くなるはずの外的、内的姿の代わりに、絵が醜く老いていくという抽象的な部分があります。耽美主義というのはとても難しいですね。(公演の準備に)与えられた時間が2か月もないのに、さまざまな翻訳の原作を読みながら、1か月かけて俳優や演出家、作家たちと台本の内容を一生懸命勉強しました。最初はその作業がとても大変で、中学生の時もそこまで勉強してなかったと思うくらい勉強したんです(笑い)」
会見に同席した音楽監督からは、ジュンスのアイディアが、監督のピンチを救ったというエピソードも披露された。