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若者の「ら抜き言葉」への対処法 懐深く見られるには

 それぞれのニーズに応じて、よかったらお試しください。お察しのとおり、ノウハウを提示する体を取りながら、そういうタイプのオヤジを「確信犯」で揶揄している原稿ですが、もし「琴線に触れた」としたら申し訳ありません。

 ……という文章に「あれ?」と違和感を覚えたあなたは、かなりの日本語力の持ち主です。同じ調査では「慣用句等の意味・言い方」についての質問もありました。

「確信犯」は、もともとは「政治的・宗教的等の信念に基づいて正しいと信じてなされる行為・犯罪又はその行為を行う人」という意味ですが、そう思っている人はわずか17%で、69%の人は「悪いことであると分かっていながらなされる行為・犯罪又はその行為を行う人」と思っています。

「琴線に触れる」は、もともとは「感動や共鳴を与えること」という意味。そう思っている人が39%で最多ではあるものの、「怒りを買ってしまうこと」と逆の意味に取ってしまう人も31%と、けっこうな割合で存在します。怒りを買うのは「逆鱗に触れる」ですね。

 すでに間違った意味で認識している人も多いという事実は押さえた上で、正しい意味は覚えておいたほうがいいでしょう。まあ、言葉というのはどんどん変化し、進化していくものなんですけどね。アハハハ。

 ……と、両方のタイプのうざさと鬱陶しさをミックスさせてみました。オヤジ世代がしてしまいがちな行為に対して、警鐘を鳴らす効果があったとしたら幸いです。

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