早朝からどんよりとした厚い雲が垂れ込めていた10月1日土曜日、学習院女子中等科(東京・新宿区)の運動会が開催された。
徒競走やリレー、創作ダンスやバスケットに似たドリブル競争といった白熱の競技の連続に、時折雨がぱらつく中でも生徒たちの大きな歓声がこだましていた。ところがこの日、体育祭を心待ちにされていたはずの愛子さまのお姿は、校庭にはなかった──。
「愛子さまが欠席されたのは運動会当日だけではありません。週の頭から丸々1週間学校を休まれました」(学習院関係者)
さらに翌週月曜の10月3日、翌4日も、他の生徒たちが普段通り校門をくぐっていったにもかかわらず、愛子さまが姿を見せられることはなかった。
「夏休み中のご多忙に加え、2学期が始まってすぐに行われたテストや、運動会に向けた朝夕の練習で『お疲れ』がたまった、というのが欠席の理由だと、東宮大夫は会見で明かしました。愛子さまご自身は、中学校生活最後ということもあり“運動会に出たい”というお気持ちが強かったようですが、医師と相談のうえ欠席を決められました」(皇室記者)
今夏、愛子さまがお姿を見せる機会は多かった。毎年恒例となっている須崎(静岡)と那須(栃木)でのご静養を除いても、7月21、22日には奈良と京都に足を運ばれ、初代天皇とされる神武天皇が祀られる陵を参拝。8月10、11日には『「山の日」記念全国大会』へのご臨席のため長野を訪問された。宿泊を伴うお出かけ以外にも、7月26日に国立新美術館(東京・港区)の『ルノワール展』や、8月1日に科学技術館(東京・千代田区)で行われた『「水の週間」水を考えるつどい』などにお出ましになった。
「愛子さまは例年に比べて大変活動的でいらっしゃいました。ですが、運動会を含めて8日間も学校を欠席されるのは、疲れがたまっているにしても、少し長すぎるように感じます。ここまで長くお休みにならないといけないというのは、体調に重大な不安があるのではないかと案じてしまいます」(前出・皇室記者)
一方、皇室ジャーナリストは愛子さまの「前例」を想起させられたという。