高須クリニックの高須克弥院長が世の中の様々な話題に提言するシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回はアメリカの大統領選や、フィリピンのドゥテルテ大統領などについてお話を聞きました。
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──アメリカの大統領選も盛り上がってきていますね。
高須:本当に盛り上がってるの? なんだか、泥沼化してきているように見えるけどね。
──トランプ候補の性的発言が問題になってからは、なんだか政策よりも個人攻撃ばかりになっています。
高須:僕はトランプが大統領になればいいと思ってるんだけど、流れはちょっと変わってきたかな。私生活とか素行の面でトランプがかなり不利になってきた。まあ、ビル・クリントンよりはマシだと思うけどね(笑い)。
──たしかに、女性問題ではクリントン元大統領もいろいろ出てきています。
高須:ヒラリーの旦那さんは、根っからのスケベなんだと思うよ。表向きは紳士だけど、周りは不倫相手ばっかりで、セクハラ三昧なんだもんね(笑い)。ムッツリしているからこその変態だよ。
一方、トランプは典型的な田舎の土地成金だね。お金持ちになって嬉しくて、いろんなところにサービスしちゃう。自分の力を見せつけたいっていう気持ちもあるだろうから、きれいな女性を周りにおいたりしてね。でも、実際にはスケベなわけじゃなくて、偉ぶりたいだけなんだよ。だから、スケベなことを言っても、結局口だけで特に実行はしてないんじゃないかな。クリントンは言わないでやりまくるタイプ(笑い)。
──ということは、ヒラリー候補にしてみれば、夫に足を引っ張られている、と。
高須:まあ、ヒラリーさん自身も政治資金なんかではいろいろ問題もあるんだけど、夫がビル・クリントンではなかったら、わけのわからないセクハラ問題なんかで責められなかったわけだからね。夫が元大統領じゃなかったら、ここまで来られなかったっていうジレンマもあるのかもしれないけど、もし他の人が夫だったら、ヒラリーはもっと早く大統領になってたかもしれないね。
同じセックス狂いでも、クリントンじゃなくて、タイガー・ウッズが夫だったら良かったんじゃないかな(笑い)。ウッズだって、ヒラリーが奥さんだったら、もっともっと活躍できてたはずだよ。
──さて、話は変わりますが、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領が話題です。院長はツイッターでドゥテルテ大統領を支持すると表明されていました。
高須:もちろんいろんな意見があるのはわかるけど、僕はすごく立派な政治家だと思うね。だってさあ、麻薬を撲滅するって公約を掲げて、国民の支持を得て大統領になって、それをちゃんと実行しているんだから。
──とはいえ、麻薬売人や麻薬中毒者を次々と殺害するのはやりすぎなのではないかという声もあります。
高須:そういう意見も理解できるけど、麻薬っていうのはやっぱりもとを絶たないとなくならないんだよ。売人がいる限りは絶対に麻薬は出回るし、中毒者がいればそれを狙う売人も出てくる。麻薬関係者を殺害するっていうのは、残念ながらとても効果的なやり方なのかもしれないね。
平凡な政治家だったら、どんなに効果的なやり方であっても、なかなか実行できない。でも、それをしっかりやり遂げようとしているんだから、ドゥテルテ大統領はとても素晴らしい指導者だと思うね。