日本人の苗字に「三浦」は多く、その数は苗字の数ランキングで全国第48位だという。当然、俳優の中にも、三浦という苗字の人は多い。コラムニストのペリー荻野さんが、注目の「イケメン三浦」について綴る。
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みなさんにとって「イケメン三浦」と聞けば、誰の顔が思い浮かぶだろうか?
「三浦友和!」と即答してしまう世代の私にとって、今の芸能界は「イケメン三浦」だらけに見える。
たとえば、三浦翔平。前回の月9ドラマ『好きな人がいること』では、性格も穏やかで懐深く、仕事もできる三人兄弟のお兄ちゃん。ヒロイン(桐谷美玲)の思い人である。その直前まで出演していたTBS『ダメな私に恋してください』では、貢ぎグセのあるダメなヒロイン(深田恭子)のすべてを認め、好きになってくれたナイスな同僚。みんなの憧れの人だった。もう文句なしのイケメン三浦ですな。
ドラマはもとより演劇界でもブイブイ言わせている三浦といえば、春馬。ミュージカル『キンキーブーツ』でド派手なドラァグクイーンになって歌って踊り出したのにはびっくり仰天だったが、その芸域の幅広さを見せつけられた思いだ。
ダンス、音楽の分野では、三浦大知も活躍している。他にも三浦貴大はどうだとか、祐太朗を忘れては困るなど、いろいろ意見はあると思う。
が、ここで私が注目したいのは「三浦涼介」なのである。父は三浦浩一、母は純アリスという名優を父母に持つ29歳。映画デビューは2002年。『超星艦隊セイザーX』や『仮面ライダーオーズ』、『るろうに剣心』にも出演しているから、ファンのみなさんにとっては「なんで今注目?」と思われるかもしれないが、私が注目するきっかけは、この秋スタートしたBSジャパンの『人形佐七捕物帳』の記者会見の現場だった。とにかく三浦涼介にはいろいろな「顔」があり、謎なのである。